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【埼玉上尾ボーイズ】明るく元気に!目指すは“笑顔で全国制覇”

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野球を楽しむことが子どもたちには大切

秋の風が肌寒く感じる11月初旬。取材翌日に6年生最後の大会と位置づけされる『春季全国大会埼玉県支部予選大会』と3年生以下の大会『ティーボール東日本大会』を控える埼玉上尾ボーイズは、非常に良い緊張感で練習を行っていた。指揮を執るのは監督歴10年の根岸監督。チームのスローガンでもある『笑顔で全国制覇』の文字通り、溢れんばかりのスマイルでボールを追いかけていた。

チームスローガンが刻まれたバット

「笑顔でプレーしなければ、野球は上手くなれないと私は思います。まずは野球を楽しむことが大切。そのためには、暗くてギスギスした雰囲気ではダメですよね。明るく元気にプレーして、子どもたちには野球というスポーツを嫌いにならず、なるべく長く続けて欲しいと思っています」。

根岸監督自身、高校生のとき強豪校に入部したものの、諸事情から野球を断念した経験がある。好きな野球を続けられない苦しみは十分理解している。だからこそ、子どもたちには野球ができる喜び、そして続けるからこそ得られる人との出会いや、繋がりを与えたいと願っている。

埼玉上尾ボーイズを率いる根岸正和監督

「だからといって子どもたちに対して怒ることがないわけではありません。意図的ではなくても危険なことをしてしまった場合など、叱ることはあります。ただ、大事なのは普段から子どもたちを平等に見てあげることだと思っています。試合に出ているから叱らないなど、そういったことは一切しません。それができていれば、叱られた子どもはこちらの言っていることを理解し、納得してくれます」。

子どもの世界であろうと、理不尽な対応は亀裂を生む原因となってしまう。大人たちが子どもに対して平等な姿勢で指導しているからこそ、埼玉上尾ボーイズの子どもたちは明るく笑顔でプレーできているのだ。

埼玉上尾ボーイズの練習の様子


親御さんはお茶当番ではなく、ケア当番で子どもをサポート

近年、子どもに野球をさせたくない親が増えていると聞く。その一因が「お茶当番」などに代表される親の過剰な負担やチームの封建的な気風にあるという。しかし、埼玉上尾ボーイズでは、お茶当番ではなくケア当番と呼び、親が積極的にチームをサポートしている。

「お茶当番と聞くと、僕ら指導者にお茶を手渡すように想像してしまうでしょ? 子どもではないので、お茶は飲みたい時に自分で注ぎますよ(笑)。そんなことよりも、子どもの予期せぬケガや熱中症といったことが起きてしまったときにケアをしていただきたいんです。そのために、チーム内で掲示板を作り練習の出欠を毎週とるようにしていますね」。

仲良く楽しそうに昼食をとる埼玉上尾ボーイズの子どもたち

あくまで指導者のためではなく、子どものためのケア当番。お母さんが参加できなければ、お父さんが積極的にサポートに回ることも非常に多いという。また、根岸監督は親御さんたちと定期的に食事会を催し、積極的にコミュニケーションを図っている。

「各家庭の事情もあるので色々と考慮をしながらサポートしていただいています。僕はこのチームの父母会を素晴らしいと思っています。試合のときは、我が子だけではなくチーム全体を本気で応援してくれる存在。僕も父兄たちと交流を深めることで、『野球を通じて得た出会い』というものを感じますね」。

真剣な表情で監督の話を聞く埼玉上尾ボーイズの子どもたち

中学校に進学すれば、自然と親と子が一緒に物事を行う機会は少なくってしまう。小学生の今だからこそ、親子で得られる経験を大切にし、全国制覇を目指す現場が埼玉上尾ボーイズにはある。
(取材・撮影:児島由亮)



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