野球と勉強の両立「宿題・提出物100%、内申27以上目標40」
「野球だけを教えていると子どもたちの学校の成績や私生活についての情報が全く入ってこない。でも、うちは土日の練習以外にも、平日には練習後に勉強会を兼ねているので週6日、顔を合わせます。ほぼ毎日、子どもたちと触れ合うので些細な心境の変化などに気付いてあげることもできるんです」。
野球の練習だけでは知ることができない部分も指導者がサポートしてあげることで子どもたちの成長を促している。また、学校の成績を共有し『宿題・提出物100%、内申27以上目標40』と具体的な数字を掲げる。
「子どもたちは高校で甲子園に出たいという気持ちを持って入団してきます。ですが、今の時代、どこの高校に進学するにも成績がオール3以上ないと厳しいのが現状です。昔とは違い野球が上手ければ良いという考えは現代では通用しないということ。そして、成績には出席日数も大事になってきますので、優先すべきは野球ではなくて学校行事です。これは部活動ではない、クラブチームだからこそ守らなければいけないことだと思います」。
学校の成績を重視する理由はチームを卒団してからの将来に関わってくる。内申点を伸ばしてあげることが子どもたちの夢を後押しすることに繋がっているのだ。