ニュース 2018.01.19. 17:31

【少年野球トレーニング】自宅で「足の裏」と「足の指」を鍛える3つの方法

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こうした足の裏の感覚や足の指の動きは、少年野球年代から意識して鍛えておくと良いでしょう。今回は自宅でも簡単にできる3つの足の裏、足の指トレーニングを紹介します。

「足の裏」と「足の指」自宅で鍛える3つの方法


【1】足袋を履いて足の裏と足の指の感覚を磨く

裸足で歩くことは足裏の感覚や足指の動きを鍛えるために有効ですが、実際にはグランドやアスファルトなど、裸足になることがむずかしい場所もたくさんあります。芝生の上や砂浜、室内など比較的ケガをしにくい場所を選んで歩いてみることも一つの方法です。また思わぬケガを防ぐためには足袋などを使用してみることも良いでしょう。足袋は親指と他の指との独立性が保たれ、足裏には地面の感覚が伝わりやすいメリットがあります。



【2】足の指をしっかり動かす

自宅でもできる簡単なエクササイズとしては足指のじゃんけんが挙げられます。お風呂上がりなどの裸足になっているタイミングで行うとよいでしょう。実際に行ってみるとパーでしっかり指が開かない、グーでしっかり握ることができない、チョキの形そのものができないなど、意外とむずかしいと感じるかもしれません。お風呂上がりに親子で楽しみながらチャレンジしてみてください。

【3】階段など段差をつかってふくらはぎのトレーニング

また裸足の状態でかかとを上げ下げする「カーフレイズ」というトレーニングがあります。ふくらはぎの筋肉を鍛えるだけではなく、足指で体重を支えることになるので足指の筋力強化にもつながります。足指に力が加わると地面をつかむ能力(把持力:はじりょく)が向上し、身体の安定性が高まり、バランス能力の向上も期待できます。地面を使って行ってもよいのですが、段差のあるところを選んで行うとかかとを地面よりも低くすることができ、より効果的です。

こうしたトレーニングは特別な器具などを準備する必要がなく、普段から行うようにすると足裏の感覚や足の指の動きがよくなり、身体を支える土台が安定して、野球のフォーマンスの向上に役立ちます。自宅で一人でも手軽に行うことができるので、ぜひお子さんに挑戦させ、習慣化してみてください。
(写真:武山智史)

著者プロフィール

アスレティックトレーナーの西村典子さん
アスレティックトレーナー/西村典子(にしむらのりこ)
東海大学スポーツ教育センター所属、東海大学硬式野球部アスレティックトレーナー。日本体育協会公認アスレティックトレーナー、NSCA-CSCS, NSCA-CPT。学生スポーツを中心としたトレーナー活動を行う一方で、スポーツ傷害予防や応急処置、トレーニングやコンディショニングに関する教育啓蒙活動を行う。また一般を対象としたストレッチ講習会、トレーニング指導、小中学生を対象としたスポーツ教室でのウォームアップやクールダウンといったさまざまな年齢層への活動がある。一般雑誌、専門誌、ネットメディアなどでも取材・執筆活動中。
大阪府富田林市出身。奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。


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