ニュース 2018.05.28. 17:13

タイミングを逃すと急激な成長は見込めない?!知っておきたい「ゴールデンエイジ理論」

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3つある「ゴールデンエイジ」


ゴールデンエイジはさらに3つの時期に分類されます。

「プレゴールデンエイジ」3歳〜8歳

身体を動かしながらさまざまな動作を行い、基本的な動作を身につけることを経験させたい時期です。この時期はスキップなどをしても右手と右足が同時に出てしまう等、自分の身体をうまくコントロール出来ない動作が見られることがあります。

「ゴールデンエイジ」9歳〜11歳

プレゴールデンエイジから成長し、自分の身体を自分でコントロール出来るようになる時期です。一度やってみるとすぐに動きを理解できるとか、見たものをすぐマネすることができるといった器用さや素早さといったスキル(技術)が顕著に見られます。ただし、いきなり出来るようになるわけではなく、走る、跳ぶ、投げる、捕るといった基本的な動作を経験した土台の上に、自分の身体を思いどおりに動かすコントロールや動きのポイントを理解するようになるため、さまざまな経験を積み重ねておくことも大切です。

「ポストゴールデンエイジ」12歳〜14歳

この時期になると神経系の発達はほぼ形成されている時期であり、ここから巧みな動作を行うにはその前の時期よりも時間がかかると考えられています。器用さや素早さについて著しい成長が見られなくても、反復練習など繰り返し動作を行うことで脳と神経回路をつなぎ、基本動作の向上が見込めます。体力にあった練習量と練習の目的を理解しながら運動に取り組むことが、さらなるパフォーマンスアップにつながります。

ゴールデンエイジ理論は保護者の方も一度は聞いたことがあるかもしれませんが、まだまだ新しい理論であり、この時期を逃したからもう急激な成長は見込めない...ということはありません。時期によって適切なタイミングはありますが、野球だけではなくさまざまなスポーツを体験することや、野球を好きでいられるような練習の工夫などをぜひ考えてみてください。

ジュニアアスリートは特にスポーツを楽しむことが大切。時には違ったスポーツを経験してみよう


著者プロフィール

アスレティックトレーナーの西村典子さん
アスレティックトレーナー/西村典子(にしむらのりこ)
日本体育協会公認アスレティックトレーナー、NSCA-CSCS、 NSCA-CPT。東海大学スポーツ教育センター所属。高校、大学など学生スポーツを中心としたトレーナー活動を行う一方で、スポーツ傷害予防や応急処置、トレーニングやコンディショニングに関する教育啓蒙活動を行う。また一般を対象としたストレッチ講習会、トレーニング指導、小中学生を対象としたスポーツ教室でのウォームアップやクールダウンといったさまざまな年齢層への活動がある。一般雑誌、専門誌、ネットメディアなどでも取材・執筆活動中。
大阪府富田林市出身。奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。


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