ーー「座間ひまわり野球倶楽部」を立ち上げようと思ったきっかけを教えてください。
榊原 外部コーチという形で野球の指導を小学生、中学生、高校生、大学生からたまに草野球までやらせていただいているんですけど、外部コーチとしては年間に1チーム3、4回くらいしか指導ができないんですね。そうすると自分の指導はそのチームのやり方のごく一部ということになるわけです。やっぱり野球を教えていると自分のやり方で全部やってみたいというか、「いつかは自分のチームを持ちたい」という思いは外部コーチとして独立してからずっと持っていました。
ーー中学生ではなく小学生のチームを作ろうと思ったのは?
榊原 2つあるのですが、1つはスクール事業として小学生の指導に深く関わり始めたのがこの4年くらいなんですけど、小学生に触れ合う機会が増えていく中で、小学生の指導は非常に面白いなと思ったことが大きいですね。
ーーどういった点に面白さを感じていますか?
榊原 良くも悪くもすごく変化しやすいということですね。短期間の間に急激に上達したり。あとは、子どもたちは基本的に集中力が続かない場合が多いですから、時間の管理が難しいんですね。そんな中で子どもたちをどうやって指導していくか? そうやって子どもたちが僕自身の指導スキルも上げてくれるんです。そういった部分が小学生を指導する面白さですよね。
――もう1つの理由というのは?
榊原 スクール事業をやらせていただいている中で、子どもたちや親御さんからいろんな話が入ってくるんです。所属チームの指導が合わないだとか、モンスターコーチがいるだとか、チームを辞めたいとか。
例えば、僕のスクール生は守備ではまずは片手で捕りに行く準備をするように指導しているんですけど、所属チームに戻ると「正面に入って両手で捕れ!」と言われるそうなんですね。
ある教え子は、試合でセカンドを守っていて一、二塁間のゴロをギリギリで追いついてファーストにグラブトスをしてギリギリアウトにしたそうなんですが、ベンチに帰ったらコーチから「なんだあのプレーは!100万年早い!」って怒られたそうなんです。こんな指導を受けていると子どもが野球を嫌いになってしまいますよね。
そういった声を聞く中で、彼らのような子どもたちの受け皿となるチームも必要なのではないのかという思いもありました。野球が好きで始めたのに、そういったことで野球を辞めるという選択はして欲しくないですからね。
ーー練習場所・指導スタッフなどはどのように確保していく予定なのでしょうか?
榊原 自分で少年野球チームを立ち上げたいと思った時にはじめにぶつかるのが練習場所と指導スタッフの確保という問題です。でも、ありがたいことにスクール事業を神奈川でもたくさんさせていただいているご縁の中で、多くの練習場をお借りできることになりまして。そういったことも、チーム設立の後押しになりました。指導スタッフは神奈川県内サポート高校OBがアシスタントコーチとして入ってくれています。大学生や専門学校生なんですが、野球が大好きで指導にもかかわりたいというモチベーションを持った子たちです。今後は女子コーチ採用を検討していて、女子選手にも入りやすい環境を整えていきます。
ーー練習は月にどれくらいの回数を予定していますか?
榊原 月に5回から6回ですね。週に最低1回以上、1回の練習は基本的に4時間です。年間で練習時間を260時間確保する予定です。ちなみに月謝は25,000円です。
ーー月謝はどのように決めたれたのでしょうか?
榊原 中学硬式チームや学童保育の月謝などを参考にして決めました。「座間ひまわり野球倶楽部」では月謝の追加徴収はありません。中学硬式野球チームだと月謝が安い場合でも送迎バス代などで何かと追加徴収が必要になる場合もありますので、結果的にかかる金額はどこも大体20,000円〜25,000円くらいの金額になる場合が多いですね。
ーー少年野球では近年、親の負担が大きすぎることなどから親が子どもに野球をやらせたがらないという話もよく耳にします。
榊原 「座間ひまわり野球倶楽部」では基本的にお子さんをクラブに丸投げしていただいてOKです。送迎もこちらでやりますし。ただ親御さんにもいろんな方がいて、子どもの練習を毎回見たいという方もいらっしゃいます。そういう親御さんは練習に来ていただいて全然ウエルカムです。あとは親御さんのお茶汲み当番なども一切ありません。そんな当番は野球に必要ないと思っています。そういったシステムがいまだに残っていること自体が野球に対するイメージを悪くしていると思います。
榊原 外部コーチという形で野球の指導を小学生、中学生、高校生、大学生からたまに草野球までやらせていただいているんですけど、外部コーチとしては年間に1チーム3、4回くらいしか指導ができないんですね。そうすると自分の指導はそのチームのやり方のごく一部ということになるわけです。やっぱり野球を教えていると自分のやり方で全部やってみたいというか、「いつかは自分のチームを持ちたい」という思いは外部コーチとして独立してからずっと持っていました。
ーー中学生ではなく小学生のチームを作ろうと思ったのは?
榊原 2つあるのですが、1つはスクール事業として小学生の指導に深く関わり始めたのがこの4年くらいなんですけど、小学生に触れ合う機会が増えていく中で、小学生の指導は非常に面白いなと思ったことが大きいですね。
ーーどういった点に面白さを感じていますか?
榊原 良くも悪くもすごく変化しやすいということですね。短期間の間に急激に上達したり。あとは、子どもたちは基本的に集中力が続かない場合が多いですから、時間の管理が難しいんですね。そんな中で子どもたちをどうやって指導していくか? そうやって子どもたちが僕自身の指導スキルも上げてくれるんです。そういった部分が小学生を指導する面白さですよね。
――もう1つの理由というのは?
榊原 スクール事業をやらせていただいている中で、子どもたちや親御さんからいろんな話が入ってくるんです。所属チームの指導が合わないだとか、モンスターコーチがいるだとか、チームを辞めたいとか。
例えば、僕のスクール生は守備ではまずは片手で捕りに行く準備をするように指導しているんですけど、所属チームに戻ると「正面に入って両手で捕れ!」と言われるそうなんですね。
ある教え子は、試合でセカンドを守っていて一、二塁間のゴロをギリギリで追いついてファーストにグラブトスをしてギリギリアウトにしたそうなんですが、ベンチに帰ったらコーチから「なんだあのプレーは!100万年早い!」って怒られたそうなんです。こんな指導を受けていると子どもが野球を嫌いになってしまいますよね。
そういった声を聞く中で、彼らのような子どもたちの受け皿となるチームも必要なのではないのかという思いもありました。野球が好きで始めたのに、そういったことで野球を辞めるという選択はして欲しくないですからね。
ーー練習場所・指導スタッフなどはどのように確保していく予定なのでしょうか?
榊原 自分で少年野球チームを立ち上げたいと思った時にはじめにぶつかるのが練習場所と指導スタッフの確保という問題です。でも、ありがたいことにスクール事業を神奈川でもたくさんさせていただいているご縁の中で、多くの練習場をお借りできることになりまして。そういったことも、チーム設立の後押しになりました。指導スタッフは神奈川県内サポート高校OBがアシスタントコーチとして入ってくれています。大学生や専門学校生なんですが、野球が大好きで指導にもかかわりたいというモチベーションを持った子たちです。今後は女子コーチ採用を検討していて、女子選手にも入りやすい環境を整えていきます。
ーー練習は月にどれくらいの回数を予定していますか?
榊原 月に5回から6回ですね。週に最低1回以上、1回の練習は基本的に4時間です。年間で練習時間を260時間確保する予定です。ちなみに月謝は25,000円です。
ーー月謝はどのように決めたれたのでしょうか?
榊原 中学硬式チームや学童保育の月謝などを参考にして決めました。「座間ひまわり野球倶楽部」では月謝の追加徴収はありません。中学硬式野球チームだと月謝が安い場合でも送迎バス代などで何かと追加徴収が必要になる場合もありますので、結果的にかかる金額はどこも大体20,000円〜25,000円くらいの金額になる場合が多いですね。
ーー少年野球では近年、親の負担が大きすぎることなどから親が子どもに野球をやらせたがらないという話もよく耳にします。
榊原 「座間ひまわり野球倶楽部」では基本的にお子さんをクラブに丸投げしていただいてOKです。送迎もこちらでやりますし。ただ親御さんにもいろんな方がいて、子どもの練習を毎回見たいという方もいらっしゃいます。そういう親御さんは練習に来ていただいて全然ウエルカムです。あとは親御さんのお茶汲み当番なども一切ありません。そんな当番は野球に必要ないと思っています。そういったシステムがいまだに残っていること自体が野球に対するイメージを悪くしていると思います。