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「現役のプロ・アマ選手と一緒に野球あそびをしよう」イベントレポート(後編)

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イベント終了後には参加した斎藤佑樹選手、重信慎之介選手も報道陣の取材に応えていたが、ともに子ども達の楽しむ姿を見て野球を始めたころの原点を思い出させてもらったとコメントしていた。





また4年生で来年からプロに進む小島和哉選手は卒業論文にも「野球の参加動機と継続意図」というテーマで取り組んでいるという。そのようなテーマに取り組もうと思った背景には自分が所属していた小学校時代のチームが部員不足に陥っていることや、筒香嘉智(DeNA)選手が勝利至上主義に対して警鐘を鳴らすような発言を聞いて思うところがあったと話していた。



彼らのようにプロの世界でプレーできる選手は一握りではあるが、そんなトップ選手でも根底には野球を好きで楽しむという気持ちがあることは間違いない。そして現在の野球界では最も野球を楽しむべき小学校の育成年代からそのことが忘れ去られているような現場が多いのが実情ではないだろうか。

もちろん厳しい環境に身を置きたいという選手、保護者も中には存在しており、それに対して厳しい指導を行う指導者がマッチしていることも多々ある。しかし多様な価値観が生まれる現在の世の中において、一つの選択肢しかないというのは望ましい状況ではないだろう。

そんなことを考えさせられるイベントだった。今後もこれが一つの大学野球部OBの取り組みとして終わるのではなく、多くの場所、幅広い年代で化学反応が起こっていくことを期待したい。(取材・西尾典文、写真:編集部)

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