幼少期こそ多くの種類の運動を体験させるべき
強豪シニアチームの監督と、三人の息子を育てる父という二つの顔を持つ宇野誠一さん。現役時代には社会人野球で3チームを渡り歩き、コーチや監督を務めた生粋の野球人です。野球経験者の父親というと、お子さんに対し小さい頃から熱心な指導をするイメージですが宇野家は違います。
「野球というのは技術性が高く非常に難しいスポーツです。細いバットを使い、小さいボールを打つなんて簡単にはできません。投げることに関しても、独特の体の使い方をしますし、ケガをするリスクも高いです。だから『競技は早く始めるに越したことはない』と僕は思わないんですよ。我が家では幼少期に野球ではなく、水泳、体操、サッカーを経験させ、基礎体力や体の柔軟性を養わせていました」
さまざまなスポーツを経験し、子どもたちには多くの成功体験を味わって欲しかったとのこと。さらに、子どもたちにはある感覚を養わせていたと続けます。
「子どもがまだ小さい時に、プロ野球の世界で活躍するある有名なトレーナーの講義に行きました。そこで『幼少期の頃にいかに地面から力をもらう感覚を養えるかが、子どもの運動センスを決める』とおっしゃったのです。その言葉に影響を受け、子どもたちには縄跳びや、トランポリンで地面から力を受ける感覚をずっと養わせていました。特にトランポリンは難しくないので、子どもは夢中になって跳び続けますよ。次男と三男はとにかく時間があればトランポリンで遊んでいましたね」
子どもが夢中になる環境を作るのが親の役目
子どもたちが夢中になったトランポリン遊びの影響もあったのか、三兄弟は揃って学校で一番足の速い子に育ち、チームでは四番でエースを務めました。三人の息子さんの成長を身近で見てきたからこそ、子どもに必要な動きや、習得すべき動作を宇野さんは理解しています。
そんな宇野さんが監修を務め、子どもの幼少期に身につけたい動作や、養いたい感覚を自然に身につけられるのが『タニラダー for BASEBALL』です。地面の力を得るための要素を効率的に学び、最適な足幅である『パワーポジション』を幼少期から習得できる画期的なトレーニングアイテムといえます。
子どもはどうしても肉体的に辛い練習だと、途中で辞めてしまったり、すぐ諦めがち。しかし『タニラダー for BASEBALL』は長さ約2m、4マスという短さなので、乳酸が出にくく、疲労が残らない作りになっています。これなら幼い子どもでも集中して取り組むことができます。
「短く、かつ絡みにくい構造なので持ち運びが楽。自宅の庭で自主練習として使うこともオススメしたいです。野球少年のいる家庭でよくありがちな光景ですが、お父さんが強制的に自宅の庭で子どもに何百回もティーバッティングや素振りをやらせていますよね。でも、子ども自身がその練習を好きでやらなければ身になりませんよ。親は子どもが楽しんでいる姿を外から見守るくらいで丁度いい。むしろ、子どもが夢中になって取り組める環境作りや、きっかけを与えることが親の役目ではないでしょうか。その一つのきっかけとして、お子さんが気軽にできるトレーニングをぜひ試して欲しいですね」
宇野家では、野球に関して特に子どもに厳しく言うことはないそうです。子どもが夢中になることがなにより上達への近道と理解しているからでしょう。野球を上手くなるため、夢中になるためのトレーニングアイテム。子どもたちにもっと野球を好きになって欲しい。そんな宇野さんの強い想いが『タニラダー for BASEBALL』には込められているのかもしれません。
タニラダー講習会の様子
機能性・効率性を追求した野球専用トレーニングキット
『タニラダー for BASEBALL』
(トレーニング用ラダー+解説DVD)
考案者:谷 真一郎
筑波大学在学中に日本代表に招集され、柏レイソルで1995年までプレー。引退後は筑波大学大学院にてコーチ学を専攻し、その後、20年に渡りJリーグのクラブでフィジカルコーチを務める。800試合以上の指導経験を持ち、2012年にはJ2で24戦無敗のJリーグ記録に貢献。『日本で唯一の代表キャップを持つフィジカルコーチ』
監修:宇野 誠一
桐蔭学園高校→獨協大と内野手、捕手としてプレー。社会人野球ではリクルート、ローソン、フェデックスに所属。コーチ、監督経験も含め通算15年の社会人野球指導歴を持つ。その後学童野球で6年間指導者として小学生を指導、次男、三男を侍JAPANアンダー12代表(2014,18)に育てた。
現在は中学硬式チームの監督を務め,ジュニアの育成期の野球指導に深く携わる。