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子どもの『感覚を磨く』『センスを創る』小林敬一良ベースボールアカデミー

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月曜の午後6時、大阪府河内長野市にある堺ビッグボーイズの専用室内練習場に、小中学生の野球選手が集まってきた。大阪府の私立浪速高校監督として甲子園に2回出場し、現在は大阪産業大学野球部のコーチも務める小林敬一良氏によるKOBAYASHI・BBA(小林敬一良ベースボールアカデミー)が始まるのだ。




この日の受講者は3人。中学生が2人と小学生1人。このアカデミーは多い日でも7~8人程度。小林氏の目が届く範囲で指導をする。
アカデミーと言っても座学ではなく、体を使っての「学び」だ。


■バランス感覚を養う動き


まず、子どもたちは両手を広げて水平に振り回しながら歩いたり、前転をしてから駆け出したり、側転をしたり、器具を使わずに体を動かす。
さらに、バランスボードに乗って、バランスをとる。中学生の2人は経験もあるので、器具の上で簡単に体を操るが、小学生はやや苦戦している。
続いて塩ビ製のパイプを立てて、その間を四つん這いで回ったあとに、塩ビパイプに乗ってバランスをとる。ここまでで十分に体がほぐれる。




■様々な動きの中でのスローイング


次は、野球のボールを使ってのトレーニング。
小林氏が投げ上げたボールを、跳び箱用の踏み台を使ってジャンプして素手で取って空中で投げる。ハンドボールの倒れ込みシュートのイメージだ。中学生はかなり高く飛ぶことができる。
このあと、バスケットボールに持ち替えての同様のトレーニング。
続いて走り込んでゴロを捕ってのジャンピングスロー。
さらに両腕を水平に広げてからのスローイング。




■動きの中でのバッティング


続いてバッティングだが、はじめはワンバウンドのソフトボールを、テニスのように走り込んで打ち返す。右打ち左打ちに関係なく、来たボールを打ち返す。
このあと、ホームベースをおいて、体重移動を身に着けるために少し後ろから走り込んでのバッティング。
そしてようやく、打席からのバッティング。

ここまでで約80分。
選手たちは最後に三点倒立やブリッジをしてフィニッシュした。




■結果ではなく感覚、センスが大事


この間、小林敬一良氏はボールを見送ったり、打ちそこなっても「いい感覚や!」「それでいい」と声をかけている。また、フォームや動きを無理に矯正しようとはしなかった。
「プレーの結果が良くなくても、いい感覚やいい内容だと思ったときは、それを見逃さずに声を掛けます。結果ではなく感覚、センスが大事だからです。
大学で野球選手を指導していても『この選手はここまで、こういう欠点を指摘されてきたな、強調されてきたな』ということが見えることがあります。不自然な動きをするからです。
私は極力欠点を指摘しないで、自分でイメージをすることでよいフォームを身に着ける方が良いと思います。小学校、中学校の頃から、こういう指導をするのが良いと思います」

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