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横浜を倒した県立進学校! 相模原の強さの秘密をOBたちに聞いてみた(後編)

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今年の高校野球選手権神奈川大会で優勝候補の横浜を準々決勝で破り全国の高校野球ファン、関係者を驚かせたのが神奈川県立相模原高校(以下県相)だ。県内屈指の進学校が全国的な強豪校を倒すことができた秘訣はどこにあるのだろうか? 横浜国立大学野球部でプレーしている3人のOBに話を聞いてみた。




お話を聞いた3人の県相OB
森山 皓介(もりやま こうすけ)
3年 外野手 横浜国立大学 理工学部 数物電子情報系

中嶋 拓未(なかじま たくみ)
4年 外野手 横浜国立大学 理工学部 建築都市環境系

金子 圭希(かねこ よしき)
4年 内野手 横浜国立大学 教育人間科学部 学校教育課程(家庭科)


■卒業して分かった、県相の強み


――レベルの高い神奈川県で公立の進学校がコンスタントに結果を残せるのは凄いことだと思います。卒業して大学で色んな他の高校出身の選手とも接している中で、県相の強みとなっている部分はどんなところにあると思いますか?

森山「バッティングに関して言うと、他のチームと比べて打てない選手がいないというのが大きいと思います。元々打てる選手は当然更に打てるようになるんですけど、打撃が弱かったような選手のレベルも引き上げられていて、チームとしての水準が高いというのはありますね。下位を打つような選手でも簡単にアウトにならずに、みんなきちんとしたバッティングができるようになるのは強みじゃないでしょうか」

中嶋「校風が影響しているのかもしれませんけど、基本的に真面目な選手が多いと思います。人柄が良い選手が多いので、みんなで同じ目標に向かって努力できる。そういう基盤がある上に佐相先生の指導があって、全員でレベルアップできているというのはあると思います」

金子「佐相先生が横浜、東海大相模、慶応、桐光学園の『私学4強を倒す!』ということを常に言っていて、選手の意識が上がっていると思います。あと練習試合でも普通の公立高校がなかなか対戦しないような強いチームと日常的に試合をやって、普段から見ている野球のレベルが高いというのもありますね。油断とか慢心とかいう意味ではなくて『普通にしっかりやれば公立相手には負けない!』という自信を持ってプレーできていました」

■甲子園出場のために足りないもの、必要なもの


――去年は準々決勝で強豪の東海大相模をあと一歩まで追い詰めて(初回に5点を先制するもその後追いつかれ、試合終盤に再度リードするも9回裏に3点を奪われ逆転サヨナラ負け)、今年は横浜に勝ちました。この上となると甲子園という話になると思いますが、そのためにはまだ何が足りないと思いますか?

森山「一つ大きいのは運だと思います。どうしても県立高校が私立の強いところを三つ、四つ倒すのはなかなか大変なので、ある程度恵まれたゾーンに入って、まだピッチャーも元気な状態で準決勝、決勝で強豪私学を二つ倒す。そういう流れになればチャンスはあると思います」

中嶋「今年を見ていてもピッチャーの層の厚さが私立と比べるとどうしても足りないように思いました。しっかり計算できるピッチャーが一人だと厳しいですね。私立は2枚、3枚いて、上位に来てもまだ余力があるように見えるので、その差を埋めないとなかなか続けて勝つのは難しいと思います」

金子「今年はエースの子が頑張っていて、自分たちの代も宮崎(現立教大)がいたから勝てたというのはあると思うんですけど、やっぱり同じレベルのピッチャーが最低もう一人はほしいですね」

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