リトルリーグは、1939年にアメリカ、ペンシルベニア州で発足。日本には1950年代半ばにもたらされ、1964年には日本リトルリーグ協会(現・公益財団法人日本リトルリーグ野球協会)が設立された。日本では主として小学生を対象とする硬式野球の団体だ。
そもそも、日本の少年硬式野球のメインは中学生で、ボーイズリーグなどには一部小学生もあったが、リトルリーグのように小中学生を包括する少年野球団体は他になかった。
リトルリーグの中学生の部は、2012年に一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会として分立した。今も中学1年後半から2年のインターメディエート部門があるが、主として小学生が対象の硬式野球団体はリトルリーグだけだ。
2006年10月にアメリカの世界リトルリーグの本部が、球数制限を決定。日本リトルリーグ野球協会はこれを受けて2007年から球数制限を導入した。
リトルリーグは、もともと6イニング制で、他の少年野球リーグより1イニング短かかった。また6イニングを投げた投手は次回は登板できないと決められていたが、球数制限はなかった。
しかし、アメリカ本部は、イニング制では障害は防げないと判断。2004年頃から議論を始め、大学のスポーツ科学の専門家も交えた検討会議を開いて球数制限を決定した。
アメリカでは少年野球の球数制限のルールとして「ピッチスマート」が導入されたが、これは2014年のこと。リトルリーグはそれよりも7年も早かった。
この決定は全世界のリトルリーグで適用され、日本では小学5年生~中学1年の前半までのクラス(メジャーリーグ)では、85球。小4以下(マイナーリーグ)は75球、中学1年後半から2年のインターメディエート部門は95球と決められた。
それまでは、リトルリーグでも他の少年野球と同様、エースを立てて勝つ戦法がメインだったが、投手を数多く持つバランスの良いチームが強くなり、リーグの勢力図も変わった。戦力の均衡が進み、今まであまり上位に来なかったチームにもチャンスがでてきた。
試合では、場内放送で球数をアナウンスする。記録員は球数のカウンターを担当。各連盟で、球数を記入するシートのフォーマットを作って使用している。ベンチは自チームの投手の投球数は公式記録員に確認できるが、相手チームの投手の球数を聞くことはできない。これは待球作戦を防止するための方法だ。小学生では待球作戦は、技術が追いつかず、殆ど見られないが。
ただ中学1年後半から2年のインターメディエート部門の試合にはメジャーリーグ(小学5年生~中学1年の前半まで)の選手が出場することがある。95球が上限の選手と、85球の選手が一緒に試合に出るわけだ。そこでインターメディエート部門は、電光掲示板では投手ごとに『あと何球』というマイナス表示をしている。
もう一つ、リトルリーグでは捕手のルールもある。「投手が41球以上投げた場合、捕手になれない」というルールがある。捕手も1球ごとに投げるので肩ひじの負担が大きいからだ。
そもそも、日本の少年硬式野球のメインは中学生で、ボーイズリーグなどには一部小学生もあったが、リトルリーグのように小中学生を包括する少年野球団体は他になかった。
リトルリーグの中学生の部は、2012年に一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会として分立した。今も中学1年後半から2年のインターメディエート部門があるが、主として小学生が対象の硬式野球団体はリトルリーグだけだ。
■2007年に全世界で球数制限を導入
2006年10月にアメリカの世界リトルリーグの本部が、球数制限を決定。日本リトルリーグ野球協会はこれを受けて2007年から球数制限を導入した。
リトルリーグは、もともと6イニング制で、他の少年野球リーグより1イニング短かかった。また6イニングを投げた投手は次回は登板できないと決められていたが、球数制限はなかった。
しかし、アメリカ本部は、イニング制では障害は防げないと判断。2004年頃から議論を始め、大学のスポーツ科学の専門家も交えた検討会議を開いて球数制限を決定した。
アメリカでは少年野球の球数制限のルールとして「ピッチスマート」が導入されたが、これは2014年のこと。リトルリーグはそれよりも7年も早かった。
この決定は全世界のリトルリーグで適用され、日本では小学5年生~中学1年の前半までのクラス(メジャーリーグ)では、85球。小4以下(マイナーリーグ)は75球、中学1年後半から2年のインターメディエート部門は95球と決められた。
それまでは、リトルリーグでも他の少年野球と同様、エースを立てて勝つ戦法がメインだったが、投手を数多く持つバランスの良いチームが強くなり、リーグの勢力図も変わった。戦力の均衡が進み、今まであまり上位に来なかったチームにもチャンスがでてきた。
■捕手の球数制限もある
試合では、場内放送で球数をアナウンスする。記録員は球数のカウンターを担当。各連盟で、球数を記入するシートのフォーマットを作って使用している。ベンチは自チームの投手の投球数は公式記録員に確認できるが、相手チームの投手の球数を聞くことはできない。これは待球作戦を防止するための方法だ。小学生では待球作戦は、技術が追いつかず、殆ど見られないが。
ただ中学1年後半から2年のインターメディエート部門の試合にはメジャーリーグ(小学5年生~中学1年の前半まで)の選手が出場することがある。95球が上限の選手と、85球の選手が一緒に試合に出るわけだ。そこでインターメディエート部門は、電光掲示板では投手ごとに『あと何球』というマイナス表示をしている。
もう一つ、リトルリーグでは捕手のルールもある。「投手が41球以上投げた場合、捕手になれない」というルールがある。捕手も1球ごとに投げるので肩ひじの負担が大きいからだ。