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12年前から球数制限を実施しているリトルリーグから学べること

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■起きなかった、現場の混乱


父母の間にも「球数制限」導入に対して大きな異論は出なかった。もともとリトルリーグでは、メジャーリーグ以下の部門では、投手の投球が打者に到達するまでの離塁を許していない。実質的に盗塁がない。盗塁がないから牽制球が必要ない。セットポジションで投げてもいいが、完全に静止しなくてもいい。投手の肩ひじに負担がかからないように、アメリカでそういうルールが作られたのだ。そういう考え方がもともとはっきりしているので、球数制限に対しても大きな動揺はなかった。
導入前後での子供の健康障害についての調査は行っていない。しかし、障害が減っているという手ごたえは感じている。子どもが肩ひじの障害で投げられなくなるような報告は、以後、殆ど聞かれなくなった。

アメリカでピッチスマートが導入されたときに、アメリカの他の団体はルール変更を余儀なくされたがリトルリーグはほとんど変更の必要がなかった。
リトルリーグはもともと「全選手で戦って勝利を目指す」のが基本。ベンチ入りは最大14人だが、ベンチ入りした選手を全員使わなければペナルティが課せられる。そして球数制限によって、複数の投手が投げるようになった。
アメリカ流のフェアプレーの精神が、しっかり根付いているということが言えるだろう。(広尾晃)
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