ニュース 2019.09.17. 17:00

【履正社】甲子園優勝メンバーに聞く「僕たちの少年野球時代」

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この夏、悲願の全国制覇を達成した大阪の履正社高校。その優勝メンバーである野上聖喜君、内倉一冴君、桃谷惟吹君、西川黎君、井上広大君に、野球をはじめたきっかけ、野球を好きになったきっかけなど小学生時代のお話を聞きました。
西川くんが話してくれた「勉強はやればやった分だけ結果がついてくるけれど、野球は練習を頑張っても絶対に結果が出るとは限らない。逆にそれが面白い」という話がとても印象深かったです。




■僕たちが野球をはじめたきっかけ


——野球をはじめたきっかけを教えてください。
内倉(前列右) 小学校1年の時、父の草野球の知り合いの息子さんが野球をやっていて、その流れで軟式野球チームに入ったのがきっかけです。周りの勧めで入ったので、自分から進んで始めた訳ではなかったので、3年生くらいまではどちらかと言うと遊び感覚で野球をやっていました。本格的に練習するようになったのは4年生になってからですね。

井上(後列右) 自分は小学校2年の時に地元の子ども会のソフトボールチームに体験入部したのがきっかけです。その頃は柔道も習っていて両立させようと思っていたのですが、高学年になってからプロ野球選手になりたいと思うようになって、野球チームに入りました。

野上(前列左) 自分の場合は小3の時に野球を始めたんですけれど、兄がやっているのを見て、正直、しんどそうやなとは思いました。続けられるか不安でしたが、兄が頑張っていたので自分も続けようと頑張りました。

桃谷(後列左) 小3の時に一番仲の良かった子が野球をやっていて、自分もそのチームに入ることになったのがきっかけです。

西川(後列中) 自分も同じような感じですね。小2の秋くらいに仲良かった友達に野球をやろうって言われて、体験入部しました。初めは友達の誘いで軽いノリというか、やってみようかなという気持ちで始めました。

■こうして僕たちは「野球」が好きになった


——いろんなきっかけで野球を始めた皆さんが、その後甲子園で全国制覇するわけですけど、高校まで野球を続けてこられた「野球の魅力」はどこにあったと思いますか?

内倉 自分は他に得意なことがなくて、色々やっていくうちに「俺には野球しかない!」と思うようになったんです。野球を取ってしまったら自分には何もなくなるので、野球をもっと頑張ろうと思うようになりました。

西川 自分は最初の体験入部でホームランを打ったんです。「こんな風に打ったらホームランを打てるんだ...」って。それで野球が楽しいなと思えるようになりました。

野上 自分も同じですね。ヒットを打ったら周りが「すごい!すごい!」って言ってくれて、それが嬉しかったんです。

——野球をすることが楽しかった様子が伺えますね。

桃谷 飛ばすだけだったら自分は小学校の時は自信があったので、「もっと飛ばそう!」って頑張ってましたね。

井上 ホームランを打つと、自分自身でも(達成感があって)すごく嬉しいんです。ベースを回るのも、自分は足が速い方ではなかったけれど駆け回って三塁打を打った時もすごく気持ちよかったですね。

■とにかく遊びも野球だった


——普段は野球以外にどんな遊びをしていましたか?

西川 手打ち野球をやっていました。ゴムボールで、ピッチャーは下投げで。学校が終わったら校庭でよくやっていましたね。結局遊びも野球でしたね(笑)。

内倉 自分たちもプラスチックバットとゴムボールで遊んでいました。守りは素手です。庭球野球みたいな感じですかね。たまに教室でやって先生に怒られることもありましたけど(笑)。そうやって遊んでいくうちに野球がどんどん面白くなりましたね。

——小学校の練習は厳しかったですか?

井上 自分は5年の時に監督さんが代わられたんですけど、その方がすごく厳い方でした。でも、その頃はテレビでも甲子園を見るようになって、甲子園に憧れるようになっていましたし、「プロ野球選手になりたい!」という思いも芽生えていたので、厳しい練習でも「よし!頑張ろう!」と思えるようになっていましたね。

——特にどんな意識で練習をしていましたか?

井上 最低限、チームで1番にならないとプロには行けないと思っていたので、特に小学校高学年になってからは家でもよくバットを振っていましたね。
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