ニュース 2021.11.10. 18:06

星稜・奥川投手のお母さんに聞いた、子育て、教育方針(後編)



■気を配った成長期の睡眠時間


恭伸君を語る上でどうしても外せないのが睡眠時間だ。幼いころからとにかくよく寝る子どもだったが、今でも夜の11時に就寝し、朝6時に起きる習慣をきっちり守っている。成長ホルモンが分泌されるのが夜11時から深夜2時と、中学時代に厳しかった恩師から教えられたこともあり、真由美さんは断眠させないよう普段から気を配ってきた。
「もともと産まれた時から本当によく寝ていました。ミルクを飲んだら寝る。遊んだら寝る。以前、家で一度、やすがいなくなってみんなで探し回ったことがあったんですけれど、2階への階段の途中でぐっすり寝ていたんですよ(笑)。今も帰ってきたらご飯を食べるのを忘れて寝ることもありますから」
と母が言うほどの“睡眠好き”。寝る子は育つ、とはよく言うが、普段から体をしっかり休められているからこそ、大舞台で最高のパフォーマンスを披露できたのだろう。

真由美さんは、ここまでの恭伸君の歩みについてはこう振り返る。
「今まで、色んな岐路に立ってきたとは思うのですが、その時に出会った方々に良い方に導いてもらっているような気がします。“ここでこうしておけば…”というのはあまりなくて。やすは“自分でこうしたい”と思えば自分で決めて進む方ですが、その時その時に出会った人の影響もあり、良い思いをさせていただきました。それに、高校では試合を重ねるごとに野球に対する考え方が変わってきてたとも思います」

これからは何もかも自分で判断して、その先を歩んでいかなくてはならない。だが、真由美さんをはじめ家族の温かいサポートの中、しっかり踏みしめてきた足跡を恭伸君は思い返し、次のステージにも生かしていくだろう。高校野球を終え、厳しい世界で奮闘する恭伸君の背中を、真由美さんはこれから静かに見守っていくつもりでいる。(沢井史/写真:ご家族提供)

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