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ラグビー選手に転身した元甲子園球児に聞く、野球がラグビーから学べること(前編)

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日本中を熱狂させたラグビーワールドカップ2019。日本代表の快進撃と共に、多くの人たちから称賛を集めたのがラグビーのフェアプレー精神とノーサイドの心。そんなラグビーには野球も学べることがたくさんあると思います。そこで、今回は甲子園出場経験を持ち、慶應大学卒業後にラグビー選手に転身した松下克也さん(39)に、ラグビーの魅力と野球がラグビーから学べることなどを聞きました。




「2人目の子どもの出産予定日が11月2日なんです。ちょうどワールドカップ決勝の日なんですよね」。

かつて甲子園を沸かせた松下さんがいま、ラグビーの魅力にはまっている。プレーヤー歴7年。勤務先のラグビーチームに所属し、週1回の練習と春秋のリーグ戦に参加している。ポジションは、多くのトライを得ることが求められる「ウイング」。スピードとタックルで倒されない身体を作るため、日頃から体幹トレーニングを続けている。

「ラグビーをやると言ったときの周りの反応は『頭おかしいでしょ!』。びっくりされました。全くの初心者が32歳から始めたのですからね」

会社の上司から誘われて始めたラグビー。専門用語が飛び交う練習は、会話の意味が全く分からない。そんなレベルからのスタートだった。キックが蹴れない、キャッチングができない。ヒザと鎖骨、2度の骨折も経験した。野球ではなかった体の痛みや、経験者との差も感じながら、それでも日に日にラグビーにのめりこんでいったのは、こんな理由があったそうだ。

「1番は、トライをとったときの気持ちよさですね。チームメイトのトライも、自分のことのようにうれしいんです。ラグビーは“全員でやってる感”がとても強いスポーツ。トライを取っても、自分が取ったという感じがしない。自分の手柄というよりは『たまたま最後に僕がいた』という感覚なんです。(ディフェンスをする)FWがこの形を作ってくれたから取れた、(攻撃をする)BKが良いパスをしてくれたから取れた。『つながり』という魅力が、ラグビーは強くあるのだと思います」
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