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ラグビー選手に転身した元甲子園球児に聞く、野球がラグビーから学べること(前編)

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■東海大会優勝エース、センバツ16強入り


愛知県豊田市出身の松下さんは、元トヨタ自動車野球部の父の影響で9歳から少年野球を始めた。トヨタのラグビー部の応援で日本選手権を父と見に行ったことはあったが、当時は地域にラグビースクールが少なかった時代。当たり前のように野球を始め、ピッチャーとしての資質を高めていった。
県立豊田西でエースとして活躍し、高2秋に東海大会優勝。同校初となる神宮大会、センバツ大会への出場を果たした。140キロの直球を軸にフォーク、スライダーで打者を打ち取る投球術で、全国ベスト16入り。優秀選手としてセンバツ後は、高校全日本1次候補にも選ばれた。夏は古木克明選手(元横浜DeNA、オリックス)擁する豊田大谷に3回戦で敗れるが、慶応大に進み4年間野球部に所属。肩のケガなどもあり公式戦登板は1度もなかったが、長田秀一郎(元埼玉西武、横浜DeNA)ら、仲間に恵まれた野球人生を過ごした。大学卒業を機に、野球選手としての人生にピリオドを打った。

「大学では学生コーチの打診もありましたが、最後まで選手にこだわった。そのお陰で今でも野球が好きでいられているんだと思います。卒業のとき『野球はもういいや』って思ったけど、会社員になって半年もたたずに草野球チームに入りましたからね」

草野球を楽しむうちに他のスポーツをやってみたいという欲が沸き、最初はボクシングに挑戦。そして前述のとおり、上司の誘いを受けて32歳でラグビー部に入部した。そこで松下さんは多くのやりがいを得ることになる。

後編では、ラグビーと野球の魅力の違い、学ぶべき点についてたっぷり語ってもらいました。

松下克也(まつした・かつや)
1981年2月9日、愛知県生まれ。9歳で野球を始め、崇化館中で投手、豊田西2年秋にエースで東海大会優勝。春夏通じて同校初の甲子園出場を果たす。フォークを武器とした右の本格右腕として高校全日本1次候補に選出。夏は3回戦敗戦(対豊田大谷)。卒業後、慶応大硬式野球部に所属し現役引退する。現在は勤務先のKDDIでラグビー部に所属。東京都在住。

(取材・写真/樫本ゆき)
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