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前年比9,000人以上も減少した高校野球の競技人口

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今季の高校野球界で明記しておかなければならないのは「硬式野球の競技人口がはっきり減少に転じた年」だということだ。

日本高野連は、毎年、高校野球の硬式、軟式野球部の部員数と加盟校数を発表している。
ここ10年の硬式野球部の部員数の推移は以下のようになる。(%)は前年比での増減。

2010年 168,488人
2011年 166,925人(-0.93%)
2012年 168,144人(+0.73%)
2013年 167,088人(-0.63%)
2014年 170,312人(+1.93%)
2015年 168,898人(-0.83%)
2016年 167,635人(-0.75%)
2017年 161,573人(-3.62%)
2018年 153,184人(-5.19%)
2019年 143,867人(-6.08%)

10年前の2010年といえば、中体連の統計によれば中学軟式野球部の男子部員数がはっきり減少に転じた年だ。2015年頃にはこれが各地で大きなニュースになっていたが、この時期まで高校野球だけは、増えてはいないものの、はっきりした減少傾向も見られなかった。
しかし、2017年ころから高校野球でも減少傾向が顕著となり、今年は前年比で9,000人以上の減少。2010年と比較すれば、14.6%もの減少となっている。

部員数が減少しているのは、当然、新入部員数が減少しているからだ。2010年の1年生の部員数は61,935人だったが、2019年は48,036人。実に22.4%も減少している。
現在の高野連の「部員数」の中には、女子のマネージャーや試合の時だけ出場する選手なども入っていると思われる。実際の競技人口はさらに減少している可能性もある。

この間の、日本高野連に加盟する硬式野球部の数はどうなっているだろうか?

2010年 4,115校
2011年 4,090校(-0.41%)
2012年 4,071校(-0.46%)
2013年 4,048校(-0.56%)
2014年 4,030校(-0.44%)
2015年 4,021校(-0.22%)
2016年 4,014校(-0.17%)
2017年 3,989校(-0.62%)
2018年 3,971校(-0.45%)
2019年 3,957校(-0.35%)

学校数も毎年少しずつ減少しているが、その減少幅は部員数よりも小さい。10年前との比較では3.8%の減少にとどまっている。

これは、2012年に日本高野連が「連合チーム」での大会参加を認めたことが大きいと思われる。これによって、部員数が9人未満の学校でも廃部をまぬがれ、高野連に残留することが可能になる。
この結果、1校あたりの部員数は2010年は40.9人だったが、2019年には36.4人になっている。
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