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横浜市青葉区の「野球手帳」から学ぶ、子どもが肩・肘を痛めた時の対応と復帰まで

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横浜市青葉区を中心にさまざまな地域でも野球肘検診を実施されている、横浜総合病院 スポーツ整形外科の河崎賢三先生に子どもの野球肘などを未然に防ぐセルフチェックなどについて、以前にお話を伺いました。その際に同区では「野球手帳」を配布していることを教えていただきましたが、今回はその手帳にに書かれてある「医療機関への受診で大事なこと」、そして肘・肩を痛めてから復帰するまでの「スローングプログラム」について、内容を紹介させていただきます。




医療機関への受診で大事なこと


痛みが出たり、いつもと違う感じある場合には必ず整形外科またはスポーツ整形外科の専門医を受診してどういう障害か詳しく診断を受けてください。正しい診断が早期復帰への第一歩です。

(1)病院の選び方
「整形外科」か「スポーツ整形外科」を必ず受診してください。スポーツ外来やスポーツ整形外科を標榜している病院はスポーツ選手の診察経験が豊富な専門医やスタッフがいます。横浜市ならびにその周辺には野球選手の診察を得意としている病院がたくさんあります、また、日本整形外科学会や日本体育協会のホームページでスポーツドクターが検索できます。

(2)受診する際の注意
診察では「いつから痛いのか」「どんな時に痛いのか」など医師から問われますが、急に言われても十分に答えることができないことが多いはずです。この手帳の受診記録にはおおよそ聞かれる内容をあらかじめ書いておくスペースをもうけておりますので受診前に簡単にメモしておくと便利です。



(3)診察結果を記録しよう
この手帳の受診記録に正確な診断名を書いてもらいましょう。再診日や治療経過、治療内容、治療終了を残しておくと後に痛みが出た時に役立ちます。

(4)診察結果はチームの監督に伝えましょう
治っていないのに試合に出たりすると悪化するだけでなく、チームが負ける原因になることもあります。もちろん試合に出たい(親として出したい)気持ちはわかりますが無理をすると悪化し復帰が遅くなります。監督やコーチには自分の状態を正確に伝えましょう。監督・コーチ・チームメイトも早い復帰を待ち望んでいるはずです。

(5)野球肘・野球肩の治療ってどんなことをするの?
治療の原則はまずは痛みがなくなるまでの安静です。2〜4週間で痛みはほとんどなくなるのが通常です。痛みがなくなったからといって治ったわけではありません。痛みが出た原因である肩や肘の使い方の悪さ、動きの悪さを改善するリハビリトレーニングを行うことが重要なポイントです。また、このリハビリトレーニングは再発防止にも効果があります。





(6)手術が必要?
「野球肘のがん」と言われる離断性骨軟骨炎症でさえも早期発見すればほとんどは完治します。しかし、発見が遅れた場合や十分な治療を行わなかった場合、中学生や高校生以降に骨軟骨や靭帯の移植手術をしなければならない状態まで悪化することがあります。

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