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お父さん仲間7人で立ち上げたチームは「子どものためになっているか?」が判断基準

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横浜市南区で活動している学童野球チーム『横浜ブレイズ』。2018年2月の創設ながら、現在は南区以外からも通う子どもが増え、部員数は40人にまでなっている。前回までは2回にわたって練習についてレポートしたが、今回は監督、コーチにチーム創設に至った経緯やチームの方針、重視していることなどを聞いた。




横浜ブレイズのホームページ(https://blaze.yokohama/)には目指すチーム像、そして指導者がやるべきこととして以下の5点が明記されている。

【目指すチーム像】
・目標に向かって一生懸命に頑張るチーム。
・礼儀、挨拶、整理整頓、時間を守るチーム。
・勝って泣き、負けて泣くことができるチーム。
・選手、父母、スタッフ全員が楽しく関われるチーム。
・中学野球に自信をもってチャレンジできる選手を育成できるチーム。

【指導者がやるべきこと】
・選手を故障させない。
・選手に夢と希望、目標をもたせる。
・愛情をもって根気よく丁寧に指導する。
・常に選手を応援する気持ちを忘れない。
・過去の経験、昔の知識だけで指導することなく、新しいことを常に勉強し、それを共有し、指導に役立てる。

これを見ただけでもどのような方針でチームが運営されているかがよく分かるだろう。チームを指導するのは中井健明監督と6人のコーチの計7人。実はこの7人は過去に保護者として自身の子ども達がプレーしていたいわゆる「お父さん仲間」だったという。チーム創設の経緯を中井監督は以下のように話してくれた。
「子ども達が少年野球を卒業して、自分たちもチームから卒業となりました。ただ5、6年親コーチとして色んなチームを見てきて、もっとこうしたいよね、こんなチームがあったらいいよねということをよく話していました。そんな経験を生かして有志の7人で新しく作ったのがこのチームになります。部員のあてもなく始めたので、最初の体験会は誰も来ませんでした。グラウンドには自分たち7人しかいなくて寂しい思いをしましたね(笑)」

当初はそんな状態だったのになぜこの短期間でここまで選手が増えたのだろうか。その理由についてコーチの一人はこう話した。
「すべてにおいて工夫する意識は高いと思います。適当に思いついたことではなく、やる理由があることだけをやるようにしています。昔ながらの経験だけに頼らず、常に勉強しながらやっていますね。小学生の間に身につけておいてほしいスキルを辛くではなく、楽しみながらやるということが大事ですよね。そういう方針が理解されて、徐々に口コミなんかで広がっていって、人数も増えてきたのかなと思います」

常に勉強をしながらという姿勢は至る所に表れている。チームの入部関連資料では補食についてのパートで目的などに触れながら、「詳しい方からのアドバイスお待ちしております!」という文言も入っている。このように指導者が自分たちの足りない部分を補おうという姿勢を見せていることに安心感を覚える保護者も多いのではないだろうか。

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