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「ベストコーチングアワード」三つ星受賞!八幡イーグルスの監督に聞きました

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子どもの未来を考える指導


八幡イーグルスの設立は昭和43年と古く、卒団後に甲子園に出場したOBもいる老舗チームだ。しかし、杉山監督の息子が在籍していた6、7年前は部員が学年に1人という危機的状況な時期もあった。そこで部員数を増やす働きがけを杉山監督が率先して行った。

「網代保代表や本田俊介総監督が作り上げた野球を通して自主性、自信を身につけさせる指導を目指しているチーム方針は今と全く変わらぬ素晴らしいものでした。それを多くの人に発信しなければ勿体ないと思い、ホームページを作り直しブログを開設してチームのことを世の中にどんどん発信していきました。ブログを見て体験会に参加をする人も多く、口コミが広がり始めると入部希望者は驚くほど増えていきました」

杉山監督自身がネット関連の仕事をしていることもあり、ネットをうまく使ったPR活動は見事に成功した。しかし、成功の秘訣の根底に子どもたちの未来を考え続ける指導者の存在があることを忘れてはいけない。



「子どもの将来を考え、昔の根性野球や勝利優先主義といった古い考えから変わろうと努力している学童野球のチームは沢山あります。でも、学童野球は息子が卒団をすると携わっていたお父さんも一緒に辞めてしまうケースばかり。せっかく現代に合ったコンセプトを打ち出しても、それを継続する指導者がいないと、数年後には勝利優先主義に戻ってしまう、そういったケースも珍しくありません」

八幡イーグルスは目先の勝利にとらわれず、子どもが少しでも長く野球を続けることに重きを置く。「子どもたちが卒団後に野球を続けることこそが真の勝利」と杉山監督にはブレないポリシーがある。だからこそ、子どもたちが委縮してしまうような罵声や、勝利だけを追い求める姿勢がグラウンドにはない。

そういった杉山監督の考えに共鳴し、チーム方針に魅力を感じて我が子を預けた大人たちが今もグラウンドにいる。自身の子どもが卒団した後も、チームをサポートしたいと率先して動いてくれる。ブレないチーム方針と、子どもたちを我が子のように温かく見守る大人が八幡イーグルスの屋台骨を支え続けているのだ。(取材・文/写真:細川良介)

次回は八幡イーグルスの練習の様子をお伝えします。
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