ニュース 2020.03.27. 19:59

野球のパフォーマンスに影響を与えないための「スマホ」とのつきあい方



野球選手であれば背中が丸くなって肩が前方に移動し、腕が上がりにくくなったり、常に背中が張って体がガチガチの状態でプレーをしなければならなくなったりします。またスマホを触る手(右利きであれば右手)は常に手の甲が上になるポジションです。これは実際にあった話なのですが、ある野球部の子がこのような姿勢でゴロ捕球を行いボールを手の甲に当ててしまうといったことがありました。背中が丸まった状態から手のひらを返す動作が自然にできなくなっているのです。
「ちゃんと捕球しなさい」といってもそもそもの姿勢を改善することから始めないとプレーそのものができない。スマホによって起こる姿勢への弊害はこうしたところにも現れます。

パフォーマンスに影響を与えないようにスマホを使うのであれば、肘をしっかりと伸ばした状態(距離が50cm程度になる)で、かつ目の高さにも気をつける必要がありますが、この姿勢は長く続けられないでしょう。スマホに翻弄されるのではなく、使い方をスマートにすることが大切です。究極のアドバイスとしては「スマホを見ないことがビジョントレーニング」なのです。
(聞き手・取材:西村典子)




石橋秀幸さんプロフィール
一般社団法人 日本スポーツビジョン協会理事・事務局長。
日本体育大学卒。慶應義塾大学大学院卒。プロ野球、広島東洋カープに15年間在籍(1997年はメジャーリーグ ボストン・レッドソックスへコーチ留学)、トレーニングコーチとしてプロ野球選手を指導してきた。現在は、慶應義塾大学スポーツ医学研究センターでの研究、神奈川大学人間科学部における教育、そして現場においてプロアスリートから小学生まで幅広い世代にトレーニング指導をおこなっている。

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