ニュース 2020.08.11. 15:22

withコロナ時代の新しい大会の在り方「ヤキュイクpresents つくばカップ2020」

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新型コロナウイルスの影響で多くの大会が中止になるなど、学童選手にとってつらい一年となってしまいました。そんな中、茨城県つくば市の春日学園少年野球クラブが中心になり、感染対策を重視した大会「ヤキュイクpresents つくばカップ2020」(協賛:株式会社フィールドフォース、株式会社小野寺商事、ヤキュイク)が開幕しました(7月2週目開幕、11月1週目閉幕)。大会の発起人でもある春日学園少年野球クラブ代表であり、つくば少年少女スポーツ障害予防研究会代表の岡本嘉一代表にお話を伺いました。




ーーコロナ禍の中で敢えて大会を開催しようと思ったきっかけから教えてください。

岡本「まず今年の3月、4月の時点ではこの1年どうなるかわからないという状況でした。その頃は大会の中止がどんどん決まっていく状況で、このままだと今の6年生は1つも大会が開催されない、出場できないまま終わってしまうのではないかという懸念がありました。
そうした中でつくば市の対応を見ていると、今年に関しては1グラウンドで2チームまでしか使えないという制約がありました。それが一つのヒントになりまして、だったら1グラウンド2チームまでできる大会をやればいいと考えたんですね。そうすれば同じ会場に複数チームが集まることはありませんから密にもならないですし。もともと私はリーグ戦をやってみたかったというのもありますし、むしろチャンスかなと。

また、次々と大会が中止になっていく中で、他のチームの皆さんも色々と不安だったと思うんですが、こうやって1つの公式大会が開催されることにより、ほぼ確実に数試合は行えるという保険のような気持ちを持ってもらいたかったという思いもありました」

ーーどれくらいのチームが参加しているのですか?

岡本「つくば市内13チームのうち11チームが参加してくれることになりました。ですので1チーム10試合は公式戦を戦うことができます。そういった面でまずチームに安心してもらいたかったですね」

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【参考:参加チーム】
吾妻少年野球クラブ
桜南並木野球スポーツ少年団
大穂リトルファイターズ
小野川ブルーキッズ
春日学園少年野球クラブ
葛城野球スポーツ少年団
秀峰筑波少年野球クラブ
竹園ヴィクトリーズ
沼崎少年野球クラブ
松代ブルーサンダース
谷田部ジュニアスターズ
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ーーこの大会の特徴を教えてください。

岡本「大会が年間を通してリーグ戦で行われるということですね。特に6年生ですが、春先は体が小さかった子が大きくなり、声も変わり、秋以降にボールも速くなったりということが毎年見られるんですけど、そういう成長を一つの大会を通して見られることも特徴かなと思います。

あとは個人賞を創設したことですね。ちなみに私がブログで試合結果を更新しているのですが、アクセス数などを見ると試合結果のページよりも個人成績のページの方が多くみられているんですね。多くの方々が個人成績を気にしてくれているようです」

ーーどんな個人賞があるのでしょうか?

岡本 「バッターは最多安打、最多ホームラン。ピッチャーは最多奪三振と最多奪アウト賞というのを設けました。あとはMVP。大会ベストナインなどもできれば選定したいですね」

ーーこの大会では球数制限などは設けているのでしょうか?

岡本「特に大会ルールとしては設けていません。トーナメントではないので1日で複数試合を行うことはほとんどありませんし、また短期集中開催ではなく年間を通してリーグ戦を戦いますので短期間に一人のピッチャーが多く投げることもほとんどありませんから」

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