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【文武両道】野球強豪校で身についた「言語化する」習慣

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野球を頑張る我が子には、野球だけじゃなくて勉強も頑張る、いわゆる「文武両道」を望む親御さんも多いと思います。今回は取材に訪れた横浜港北ボーイズOBで桐光学園では副主将、立教大学理工学部野球部では主将も務めた赤崎南斗さん(立教大学4年)に、中学、高校時代の野球と勉強の両立についてお話を聞きました。




勉強は「授業集中」型、意識したのは勉強と野球のメリハリ


ーー中学の時の成績が良かったと聞きました。内申が44だったというのは本当ですか?
そうですね。音楽だけが4であとは全部5でしたね。

ーー中学の時は横浜港北ボーイズでキャプテン。野球は好きだから頑張れたと思いますが並行して勉強も頑張るのは大変じゃなかったですか?
土日は横浜港北ボーイズで平日は学校の部活で陸上部に入っていました。ほとんど勉強する時間はなかったですけど、成績が芳しくないことを「野球や陸上をやっているから」と言い訳にはしたくない気持ちはありました。なので、学校にいる間はしっかり勉強をする。それ以外の時間は部活や野球をしっかり頑張る。そういうメリハリを意識していました。

ーー学校の授業をしっかり聞くだけでオール5に近い成績というのは凄いですね。
普段は授業をしっかり聞いて、テスト前とかはテスト範囲の勉強を何回もするくらいでした。

ーー普段は予習、復習は?
そんなにしなかったですね。授業をしっかり受けるだけでしたね。ただ分からないことがあれば放っておくのではなくて、自分でネットで調べたり教科書を読み返して調べたりとかはしていました。

ーー高校は推薦で野球の強豪でもある桐光学園に進まれたそうですね。
そうですね。野球で推薦ではなくて学校の成績での推薦でした。

ーー桐光学園では松井裕樹投手(現東北楽天)と入れ替わりで入学ですが、最後の夏はどこまで進みましたか?
(2年春、秋、3年春はベンチ入りしていたが)最後の夏はメンバーには入れずスタンドからの応援でした。準決勝で藤平尚真選手(現東北楽天)のいる横浜高校に負けました。

ーー野球強豪校でもあり偏差値の高い高校でもありますが、中学時代に比べて野球と勉強の両立は大変ではなかったですか?
練習は毎日ですし、朝練もあり夜も遅くまで練習があったので、1年生の初め頃は体力的についていくのが大変でした。野球部といえども勉強はおろそかにできる学校ではなかったですし、監督の野呂先生も「勉強をしっかりやっておけよ」という感じでしたので。

 

強豪校で身についた「言語化する」習慣


ーー大学は一般入試で立教大学の異文化コミュニケーション学部に合格。強豪校で野球をやりながら一般入試で立教に合格というのは凄いですね。合格の秘訣はどこにあったのでしょうか?
野球の練習が終わってから(毎日家に帰って)勉強というは厳しかったので、1年生のころから授業に集中して毎回のテストでベストの成績を出すということを意識していました。隙間時間をうまく使うことを考えて、1時間20分くらいかかる通学時間ではいつも参考書を片手に勉強していました。そういったある程度の(学力の)積み重ねができていたのかなとは思います。

ーー勉強と野球、両方頑張ったことの意義みたいなものを今になって感じることはありますか?
それは感じています。勉強も野球も似ているところが多くて、自分ができない、苦手なところを重点的にやったり、問題集を何度も繰り返して×がなくなるまで解き直したりしたのですが、野球でも反復練習が大切だったり、基本は似ているなと思います。
野球においても、桐光学園に入ったときは覚えることも多く、周りのレベルについて行けなかったのですが、その時にまず「言語化する」ということをしていました。ノートに「こういうときはこうする」みたいな全部の想定したプレーを書き込んでいたりしていました。それは勉強も一緒で、こういう理屈があるからこういうことがある、というのをなるべく自分の頭で自分の言葉で理解するというのを意識していました。そういうことが(勉強と野球の相乗効果として)いきたのかなと思います。



ーー野球で学んだことが勉強にもいきましたか?
そうですね。野球部に入って「自分の言葉で理解する」ということが(身について)勉強にもいきたかなと思います。

ーー全国の野球を頑張る子どもたちに一言お願いします。
野球だけを頑張ろうとすると、苦しいときとか、体力的、技術的に限界を感じたときにどうしても切羽詰まってしまうこともあると思います。でも、そこで勉強も頑張ることで「苦手なことにも取り組む」という気持ちの強さであったりとか、こういう風にしていけば苦手な問題とか分からなかったことができるようになるといった、そういう課程が野球にも深く関わってくると思います。ぜひ野球だけではなくて勉強も頑張ることが野球にも繋がるし、野球が終わった後のセカンドステージにも大きく繋がると思うので頑張ってほしいなと思います。(取材・文・写真:永松欣也)
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