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【おかやま山陽】堤尚彦監督に聞く! 中学球児が高校で活躍するためにすべきこと

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高校野球のステージに憧れを抱いている中学球児のみなさん!中学時代にどのように野球を取り組めば高校で活躍できるかを現役の高校野球監督に聞きました。今回は近年、強豪校として成長を遂げ、甲子園にも2季連続で出場したおかやま山陽高校の堤尚彦監督に聞きました。




野球以外にも興味関心を持って


Q1:軟式球児と硬式球児の違いはありますか?

軟式の選手は、学校の部活動で野球をしているので、学校と部活動の顔が同じ選手が多いです。週に5日・6日の練習に慣れている気はしますが、瞬発的な体力がないように思えます。
硬式の選手は、学校と学校の部活動という感覚が薄い。週に5日や6日の練習に慣れてない気がします。身体はゴツいが、長くやる体力がありませんが、上でやろうという意識は高いです。

Q2:チームに軟式出身選手はどれくらいの割合でいますか?

7割が軟式の選手です。

Q3: 高校で伸びる選手の特徴は?

素直に心を開いている選手。人に勝つより、昨日の自分に克とうとする選手。
でもこれは指導者のエゴでしかなく、伸びないというのは指導者の引き出しの少なさと愛情不足だと思っています。

Q4: 中学時代に気を付けるべきことは?(食事、体作り、学校生活や私生活 etc)

大前提として野球を愛していることがあげられます。次に早寝・早起きなど生活にリズムがある選手。最近の食トレのように、間違って、食べ過ぎてブクブク太らないこと。納豆やキムチ、ヨーグルトを食べて、腸を強くすること。
できれば、色々なスポーツをして、何でも野球につながると思い、野球以外にも興味関心を持ってほしいです。

Q5: 中学生球児にメッセージをお願いします。

よく人間教育・人間力のために野球を教えるとか、教わるとか聞きますが、私にはよく分かりません。なぜ、野球をやるのか……それは面白いからです。だから49歳になっても、携わっています。それぐらい面白いからです。野球を愛せるくらい探求して下さい。

堤監督が中学選手を見る時のポイント


・目に飛び込んでくるか

・ユニフォームの着こなし

・顔、目つき

・三振やエラーした後の行動

・身体の大きさ

・スピード感

・準備や片付けを率先してやるか

・声が出るか

野球が上手い下手に関わらず、“人間性”を重視しているおかやま山陽高校。
県内の中学野球関係者からも選手育成に定評があります。監督以上に中学野球に詳しい小泉部長は「自分ー野球=0のような選手になってはいけないですね。野球がなくてもしっかり生きていける選手になることがまずは第一」だと話します。

斎藤コーチは中学時代からのウエイト練習に苦言を呈します。
「大事な成長過程の時に、器具を使って激しいウエイトはしない方がいい。例えば足腰を鍛えたいなら、友達をおんぶして坂道を走ってみるとか」。
器具を使わずいかに効率よく鍛えるかも大事なポイントかもしれません。(取材・写真:永野裕香)

<監督プロフィール>

堤尚彦……1971年、兵庫県生まれ。都立千歳(現都立芦花)から東北福祉大。卒業後、青年海外協力隊でジンバブエに2年間滞在し野球の楽しさを教える。帰国後、スポーツマネイジメント会社勤務を経て、2006年におかやま山陽高校の監督に就任。2017年夏、2018年春に甲子園出場。2019年はジンバブエ代表監督としてオリンピック予選を戦いチーム初の3位に輝く。
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