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【南生田ウイングス】「強い」と「育成」を両立させる“ウイングスメソッド”

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「ティーチング」と「コーチング」の使い分け


一般的にティーチングは、指導者が選手に答えを教えるスタイル。そのため選手は受け身になり、指導者と選手の間に上下関係を築きやすという弊害が指摘されることも多いものです。しかし、トーナメント文化が根強い日本のスポーツシーンではティーチングの方が短期間で結果を出しやすいという利点もあります。

一方でコーチングは、指導者が答えを教えるのではなく選手から引き出すものであるため、選手が受け身にならずに自発的になり、指導者と選手の関係も対等、選手の自立に繋がりやすいというメリットがあります。しかし、ティーチングに比べれば短期間で結果を出しにくいという難点もあります。

ウイングスではまず「ティーチング」と「コーチング」の違いを、コーチ会議で全員で理解するところから始めているそうです。その上で、試合後の反省練習の時などは自分で考えさせる「コーチング」、試合や大会の直前は「ティーチング」を行うなど、状況、場面に応じて上手く使い分けているそうです。

欠かせない保護者の協力


「強い」と「育成」の両面で評価されるウイングスですがセレクションや人数制限はなく、基本的には「来る者拒まず」の方針で誰でも入部できます。ただし入部の際には保護者も交えて面談を実施しているそうです。なぜ面談が必要なのでしょうか?

「チームの指導方針を話すのはもちろんですが、出来る限りのことは協力してほしい旨の話をします。そこを承諾してもらってから入部してもらうようにお願いしています。大人数の子どもを見なければいけないので、どうしても大人の手が必要になりますから。指導する側もボランティアでやっていますので、そこは出来る限り協力をお願いします、ということですね。でもお茶当番などは当然ありません」。

 

過剰な親の負担が理由で少年野球を敬遠する保護者も多い今の時代。それが少年野球人口の原因の一つという声もあります。そんな中で「出来る限りのことは協力してほしい」と話せば、それを負担に感じる親もいるかもしれません。
しかし、ウイングスの場合はあくまでもお願いであって強制ではないとのこと。例えば、本当にこのチームで野球がやりたいけど共働きで土日には来られない。でも出来ることであれば協力しますということであればOKなのだそうです。ちなみに他のスポーツとの掛け持ちもOKで実際にサッカーと掛け持ちしている子もいるようです。このあたりの柔軟さが親から敬遠されるようなチームとの大きな違いなのかもしれません。(取材・構成・写真:永松欣也)

後編の「南生田ウイングス|独自のチームマネジメントと『勝つこと』を目指す理由」に続きます。
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