ニュース 2021.11.18. 19:16

果敢に挑戦する「Liga Agresiva」大阪リーグ

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2リーグ、状況設定、一球速報導入、新しい取り組み


高校野球のリーグ戦、「Liga Future」は単なるリーグ戦ではなく、球数制限、低反発の金属バットの使用、スポーツマンシップの学びなど、高校野球の未来を考えた取り組みで注目を集めていた。
今年からは「Liga Agresiva」と名前が変わった。最初にこのリーグを立ち上げた大阪では、今年からさらにユニークな取り組みを始めている。

「Liga Agresiva」では、投手の投球数は原則としてアメリカの少年野球で決められている「投球数、登板間隔」の基準である「ピッチスマート」が導入される。試合では両チームのスコアラーが球数をカウントしている。

またバットは一般の高校野球で使用される高反発の金属バットではなく、反発係数が木製バット並みに抑えられているBBCOR仕様の金属バットか木製バットが使用される。

大阪のリーグ戦では、通常1日に2試合行われるが、各校メンバーは2試合のうち1試合は出場する。いわゆるベンチウォーマーは出さない原則となっている。

さらに「Liga Agresiva」は、単に野球をするだけでなく、スポーツマンシップや選手の健康管理などを学ぶ「座学」も実施している。
リーグ戦を通じて選手、指導者が心身ともに成長することを目標としているのだ。

今季から、大阪のリーグには、京都府の立命館宇治高校が参加している。


戦力別の2リーグ制を導入


昨年までは1リーグで行われていたが、今季からは実力で二つのリーグに分けた。

Advanceリーグ
香里丘S、門真なみはや、花園、大阪学芸、関西大倉、早稲田摂陵、立命館宇治

Exciteリーグ
香里丘J、みどり清朋、高津、旭、布施、阪南

1リーグだった昨年までは大差のコールドゲームが続くなど、スキルアップ、経験値アップには必ずしもつながらない試合もあったが、今季は実力が拮抗した試合が多く、盛り上がっている。
香里丘は2年生がS、1年生がJと学年でチームを分けて参戦している。

リーグ戦終了後、Aリーグ上位5チームと、Eリーグ上位3チームによるトーナメント戦を行い、両リーグの頂点に立つ優勝チームを決めることになっている。

実戦経験を磨く状況設定


さらに、大阪のリーグでは、選手の実戦的な経験値を高めるために、6回以降、走者のいる設定で試合を行っている。6回は1死一塁、7回は1死一二塁、8回は1死一三塁、9回は一死満塁だ。こうした状況を設定することで、守備側は守備体形の変化を経験できる。攻撃側は得点するための攻め方を学ぶことができる。
低反発の金属バットを使用するため、投手戦、貧打戦が多くなる傾向にあったこともあって、こうした設定が行われているが、選手、監督からは「実践を通じていろいろ学ぶことができる」と好評だ。

「一球速報アプリ」の「Easy Score」も導入


大阪のリーグは最初にできただけに、「Liga Agresiva」の各リーグの中でも先進的なトライアルがいろいろ行われているが、今季はこれらに加えて「一球速報アプリ」である「Easy Score」も導入した。



これは、スマホやタブレット端末から試合のスコアを入力するだけで、試合展開や個人の成績、リーグ戦の状況などがオンタイムで「一球速報.com」サイトにアップされるシステム。リーグ戦開始前にオンラインで講習会を行い、導入したが、入力は非常に簡単。球場では女子マネージャーが1人で入力を担当しているが、大きなトラブルなく運用されている。
指導者からは「同時に行われている他校のスコアを見ることができるので、リーグ戦をやっている実感がある」と好評だ。

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