ポジションに合ったグラブを使うべし
野球にはポジションに適したグラブが存在します。年数が経てば、プレーするお子さんのポジションも所属チームで決まっているはず。やはり内野手なら内野手用グラブ、外野手なら外野手用グラブを使うことが肝心です。「よくオールラウンド用のグラブを購入する親御さんがいますが、オールラウンドグラブというのは大抵の場合、内野用オールラウンドを意味しているので外野のポジションのお子さんには適していませんね。やはり、ポジションに合ったグラブを購入することをオススメします」(池北氏)「小学校高学年にはミズノのゴールデンエイジ(定価19,000円+消費税)を推薦します。ミズノはバリエーションも豊富で、革も柔らかく使いやすさが抜群です」
バットは次のステージを意識した選択
昨今ビヨンド(ミズノ)に代表される高機能バットが非常に人気です。しかし、例えば所属チームの枠を飛び越えた地区を代表するチームに選抜された時、そこで使うのはこのような高機能バットではなく、普通の金属バットだったとしたら?「試合に勝つため、ホームランを打つために開発されたバットを使うのも勿論アリだとは思います。しかし、バットの機能性に頼りっぱなしではダメですよね?次のステージの事も考えたバットを選択することも大切だと思います」(池北氏)
「小学校高学年にはミズノのVコング02(写真上・定価16,000円+消費税)と、ルイスビルスラッガーのJJR17A(写真下・消費税13,000円+消費税)がオススメ。どちらも高校野球でも人気のシリーズであるため、次のステージへの移行も非常にしやすいモデルです」
チームで統一のケースもあるので難しいスパイク選び
少年野球においても、スパイクはチームで統一するケースが多いです。カラーやラインなど、各々のチームの方針があるかもしれませんが、個人の自由で購入するのであれば、やはり自分の足に合ったスパイクでなければいけません。「チームの方針にこちら側から口を出すことはできません。スパイクにおいてはメーカーもジュニア用の種類はあまり数を出していません。ただ前回お話した通り、サイズ選びについてはちゃんと気を遣いましょうね」(池北氏)
「小学校高学年にはアシックスのスターシャイン(定価6,000円+消費税)がオススメ。アシックスのデザインの特徴として甲が高く、横幅は狭め。現代の子どもは足の横幅が狭い子が多いので、足の形に合ったスパイクとも言えます」
次回は主要ギアと合わせて購入したい、オススメアイテム紹介します。(取材・写真:児島由亮)