ニュース 2017.11.20. 17:18

アスリートフードマイスターに訊く「グングン背を伸ばすためのレシピ」(前編)

食事を作ったり食べたりするとき、その食材に含まれる栄養素や量をすべて知るのは困難。では、栄養価を調べたり、計算したりすることなく五大栄養素を摂るには、どうしたらいいでしょうか? 私が推奨しているのは、栄養素ではなく「品目」で考えること。1日3食、毎食必ず「主食」「主菜」「副菜」「汁物」「乳製品」「果物」の6品目を摂る食事法です。こうすると、意識しなくても、必要な栄養素を摂ることができます。

「主食」はごはんやパン、麺のこと。「主菜」は肉や魚、卵、豆腐などをメインに使って作ったおかず、「副菜」は野菜や海藻、きのこをメインに作ったおかずを指します。

なおこれは、6種類のメニューを作るということではありません。たとえば、「汁物」に野菜をたくさん入れれば、それが「副菜」にもなります。『具だくさんうどん』なら、一品で「主食」、「主菜」、「副菜」、「汁物」がまかなえます。『カレーライス』は一皿で複数品目が摂れる代表メニュー。そこにサラダ、ヨーグルト、季節の果物を添えれば栄養バランスはばっちり! 使う食器の数も調理するお鍋も、少なくて済みますね。

ある日のバランスのとれたメニュー例
©枻出版社


「1日3食6品目」を続けるコツ

6品目をもれなく献立に取り入れるようにすると、自然とバランスのいい献立が整います。スーパーに行って、「今日はこれが安い」「旬でおいしそう」と出合った食材を元に考えるのもいいですし、「ハンバーグが食べたい」「青背の魚を塩焼きにしよう」などと、食べたい主菜を最初に決めるたりするのもいいですね。これは、外食や、市販のお惣菜を選ぶときにも応用できます。

また、バランスの良い食事は、継続しないと意味がありません。完璧な一食を作ることよりも、無理のない範囲でほどほどにバランスのとれた食事を長く続けることのほうが大切です。


後篇へ続きます

石村さんのセミナー

『グングン背を伸ばすためのレシピ』の出版記念セミナーを開催致します。
「これを食べたら背が伸びます!」という食品はありません。ですが、食事のポイントはあります!
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書籍紹介

『グングン背を伸ばすためのレシピ』

¥1,080(税込)
(2017.9.19発売)

「うちの子、もっと背が伸びないかしら?」と思っている方、必見!
背を伸ばすためのポイントや、背を伸ばすための栄養素を計算したレシピをドーンと紹介した一冊が出来上がりました。本書の監修者は、プロスポーツ選手(の奥さん)をはじめ、スポーツに取り組む少年少女の食事を指導しているアスリートフードマイスター兼、管理栄養士の石村智子さん。もちろん栄養価計算バッチリのレシピですが、組み合わせも大切なことから、全メニューを主菜・副菜・汁物をセットにした献立で紹介しました。ぜひ、お子さんのために参考にしてください。背を伸ばすためのストレッチつきです。

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プロフィール

管理栄養士の石村智子さん

石村智子さん
管理栄養士。アスリートフードマイスター1級。2013年に「Team for J.A.」を設立し、ジュニアアスリートのサポートを開始。プロ、実業団、クラブチーム、高校、大学などでの栄養指導やコンサルティングを行いながら、レシピ開発、栄養コラム執筆、セミナーや料理教室開催などを通じて、多くのアスリートやその家族をサポートしている。

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