体は刺激を受けることで大きくなります。ですから成長期には運動が必須。たとえば“筋トレ”は、筋肉に負荷をかけることで“このままでは壊れてしまうからもっと強くならないと”と危機感を覚えた体が、もっと強くなろうとする働きを利用して、筋肉を強化するものです。同じく骨も、刺激を加えることによって強くなります。

小学校に通う子どもの年齢位であれば、運動の頻度や強度はそれほど気にする必要はないので、好きなスポーツをやるのがいいと思います。そして、放課後や週末は元気に遊ぶ！

太陽の紫外線を浴びることで、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが皮膚で合成されるので、できれば外遊びがおすすめです。

寝る子は育つ

睡眠中に分泌される「成長ホルモン」。いくら食事で良い材料を体に入れて、運動で刺激を与えても、成長ホルモンが出ない限り大きくなれません。

最近の研究では、成長ホルモンの量と寝る時間帯には相関関係はないといわれていますが、お子さんの場合はやはり早寝早起きをおすすめします。一口に子どもといっても年齢によって幅がありますが、小学校低学年くらいまでは20時に寝て、睡眠は10時間くらいとるのが理想です。年齢が上がると宿題や塾通いで時間がない子も多いと思いますが、小学生のうちは30分でも1時間でも多く寝てほしい。プロとして活躍する身長の高いアスリートに聞くと、だいたい皆さん「子どもの頃によく寝てました」っておっしゃいます。まさに、「寝る子は育つ」ですね。

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