ニュース 2018.02.01. 17:48

【八尾フレンド】保護者、OBからの信頼も厚い青年監督、目指すのは『勝利を目指す野球』

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【公認野球規則第1条2項】
「各チームは、相手チームより多くの得点を記録して、勝つことを目的とする」

1990年生まれの27歳、他チームの指導者と比べても断トツで若い青年指揮官、大浦友裕監督は八尾フレンドに入部してきた選手に必ずこの項目を教える。チームとして目指すのは野球を楽しむことではなく、試合での勝利だからだ。

「うちのチームは勝つということを大前提に置いています。その中で彼らが自分の役割っていうものを認識した上でチームの勝利に自分がどういう形で貢献できるのか。うちのチームは社会に出ても役立てる人材育成、自立型人間を作るということをメインとしてやっているので、自分が試合に出られなくてもどういうふうに考えて動いていけばチームのためになっていくのか考えていきなさいよ、という事は言わせてもらってます」

八尾フレンド出身者は社長になる人物が多い。大浦監督によるとその理由は「八尾フレンドの『勝利を目指す野球』で身につけた礼儀、目配り、気配りを高校でしっかりと磨いて社会に出たから」という。

自身も八尾フレンド出身でPL学園に進んだ大浦監督の野球は非常にレベルが高い。
例えば挟殺プレーでは、

・右回り(投げた後の動き方)
・擬投はしない
・ボールを持ったら元の塁に全力で追う

を3原則とし、1、3塁の場面で1塁ランナーが挟まれた場合、3塁ランナーはいつスタートを切るか、守備側はどのタイミングでランナーを見るかの練習を繰り返していた。







選手の体つきは紛れもなく中学生だが、プレーの質はすでに高校の強豪校に匹敵する。こうした細かい野球を知ることで「相手の隙が見えるようになる→見えるから見ようとする→観察するから相手の気持ちがわかるようになる」この野球を通して身につけたサイクルが社会で役立つ人材育成の中身だ。
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