7月23日、東方出版から「高校球児に伝えたい! ラテンアメリカ式メジャー直結練習法」が発刊された。
著者の阪長友仁氏は、大阪府交野市の出身だが新潟明訓高校に進み、1999年、夏の甲子園に出場、1回戦で名将上甲正典監督率いる宇和島東高と対戦、エース大星から本塁打を打つなど活躍。卒業後は、立教大学に進み4年次には主将を務めた。
その後、サラリーマン生活を経て、海外を巡って野球の指導者としての経験を積むなかで、ドミニカ共和国の野球と出会った。
ドミニカ共和国は、人口わずか1000万人、しかしメジャーリーガーを2018年は150人以上も輩出している。人口1.2億人の日本では今、メジャーでプレーしている選手は6人に過ぎない。
ドミニカ共和国には甲子園のような18歳をピークとする大きな大会はない。子どもは最初からメジャーリーガーになりたいと思っている。そこから逆算して、技術やメンタルを学んでいくが、指導者は、その選手が「まず、最初に野球を好きになれるかどうか」を重視している。それがないと、技術を磨いたり、激しい競争の中で力を発揮したりすることもできない。
子どもたちがもともと持っている上手くなりたい、という気持ちを伸ばすことを大事にしているのだ。
日本とは180度違うドミニカ共和国の野球指導に衝撃を受けた阪長氏は、ドミニカ野球のすばらしさを伝える伝道師になることを決意。日本に帰国して、堺ビッグボーイズの指導者として子供たちを指導するとともに、日本各地で指導者や親を対象にしたセミナーを開いている。
今年の1月、堺ビッグボーイズOBのDeNA筒香嘉智選手は、報道陣を前に、今の日本の少年野球、高校野球が行き過ぎた勝利至上主義によって大きくゆがめられ、本来のスポーツの意義を一奪していること。そして目先の勝利を追い求めるあまり、健康被害を生み出していることを切々と訴えた。
筒香選手も、阪長氏によってドミニカ共和国の野球を紹介され、野球に対する意識が大きく変わった一人だ。2015年には阪長氏のコーディネートで、ドミニカ共和国のウィンターリーグに参加。翌2016年に本塁打、打点の二冠王に輝いた。
著者の阪長友仁氏は、大阪府交野市の出身だが新潟明訓高校に進み、1999年、夏の甲子園に出場、1回戦で名将上甲正典監督率いる宇和島東高と対戦、エース大星から本塁打を打つなど活躍。卒業後は、立教大学に進み4年次には主将を務めた。
その後、サラリーマン生活を経て、海外を巡って野球の指導者としての経験を積むなかで、ドミニカ共和国の野球と出会った。
ドミニカ共和国は、人口わずか1000万人、しかしメジャーリーガーを2018年は150人以上も輩出している。人口1.2億人の日本では今、メジャーでプレーしている選手は6人に過ぎない。
ドミニカ共和国には甲子園のような18歳をピークとする大きな大会はない。子どもは最初からメジャーリーガーになりたいと思っている。そこから逆算して、技術やメンタルを学んでいくが、指導者は、その選手が「まず、最初に野球を好きになれるかどうか」を重視している。それがないと、技術を磨いたり、激しい競争の中で力を発揮したりすることもできない。
子どもたちがもともと持っている上手くなりたい、という気持ちを伸ばすことを大事にしているのだ。
日本とは180度違うドミニカ共和国の野球指導に衝撃を受けた阪長氏は、ドミニカ野球のすばらしさを伝える伝道師になることを決意。日本に帰国して、堺ビッグボーイズの指導者として子供たちを指導するとともに、日本各地で指導者や親を対象にしたセミナーを開いている。
今年の1月、堺ビッグボーイズOBのDeNA筒香嘉智選手は、報道陣を前に、今の日本の少年野球、高校野球が行き過ぎた勝利至上主義によって大きくゆがめられ、本来のスポーツの意義を一奪していること。そして目先の勝利を追い求めるあまり、健康被害を生み出していることを切々と訴えた。
筒香選手も、阪長氏によってドミニカ共和国の野球を紹介され、野球に対する意識が大きく変わった一人だ。2015年には阪長氏のコーディネートで、ドミニカ共和国のウィンターリーグに参加。翌2016年に本塁打、打点の二冠王に輝いた。