ニュース 2018.10.26. 12:45

【相陽中】巨人菅野も指導した内藤先生に聞く「部活動の意義」と「軟球と硬球」

毎日、野球ができるのも部活動のメリット

――近年、野球部の部員数が減り続けていることに加え、スポーツ庁からの部活動ガイドラインによって、「野球部」を取り巻く環境が厳しくなっているように感じます。
内藤 相陽中は全校で23クラス(全国生徒およそ900名)の大規模校ということもあって、部員数には恵まれています。今年の夏、三学年いるときは合計で49名。調べてみたら、県内の公立では一番多い部員数でした。魅力ある野球部をいかに作っていくかを考えています。
 
――学校に部活動がある意義はどのように感じますか。
内藤 一番は学校全体が活気づくということです。サッカー部に元気があれば、野球部も元気が出ます。部活動によって、学校にエネルギーが生まれる。学校に与える影響、地域に与える影響は、クラブチームにはない良さだと思います。あとは、現実的な話をすると、部費がほとんどかからないので、経済的に優しいという面もあります。

 
――とはいえ、以前に比べて、完全下校時間が早くなっていて、思う存分に練習ができなくなっていますよね。
内藤 10月であれば17時15分に完全下校で、冬の一番短いときで16時半です。6時間授業のときは30分ぐらいで終了。その代わりではないですが、朝練の30分で打ち込みをしています。休みは毎週月曜日。練習時間が短いとはいえ、ほぼ毎日、野球ができるのも部活動のメリットだと思います。

< 1 2

ポスト シェア 送る
連載・コラム
カラダづくり
練習
お役立ち
チーム紹介
TOPICS