ニュース 2018.12.07. 09:36

日本野球の未来のために…「日本野球科学研究会第6回大会」(第1日)

東京農業大学応用生物科学部の勝亦陽一准教授
東京農業大学応用生物科学部の勝亦陽一准教授は、早稲田大学野球部OB。

ジュニア世代の主な課題として、

(1)競技人口の減少、
(2)スポーツ教育の偏重、
(3)少年期のケガ増加の3つを挙げた。


勝亦准教授は、野球人口減少の背景には、子供たちの日常の遊びだった「野球あそび」の消失があったとし、早稲田大学野球部OB会として「プレイボールプロジェクト~野球を始めよう、楽しもう、学ぼう」と題するイベントを実施してきた。

「始めよう」では、野球未経験者、初心者に簡単に野球の楽しさを実感できる「野球遊び」を紹介。「楽しもう」では、小学校の野球選手に、大人の言いなりになる野球ではなく、野球の個人競技的側面や打撃の面白さを強調した「かんたんベースボール」を実施。また「学ぼう」では、早稲田出身のプロ選手の実演などを行っている。



また、これと並行して、早稲田大の安部磯雄記念野球場を遊び場として開放するイベントを行った。さらに、この12月に早稲田大学野球部OB会は「野球をやっていない高学年の小学生」を対象とした野球あそびイベントを開催する。これまであまり注目されなかった「中学から野球をやる」という選択肢を提示し、競技人口の拡大へ向けて発信をしていく。

勝亦准教授は「子どもに野球を返そう」という印象的なメッセージで、この取り組みの理念を語った。
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