ニュース 2019.01.18. 18:15

【越谷ボーイズ】目的が明確化された練習メニュー

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180㎝の棒を使ったウォーミングアップ

越谷ボーイズの練習場は越谷市とさいたま市のちょうど市境に位置している。グラウンドは外野が狭くフェンスも低いため硬式野球の試合は禁止で、アップやノックのために使われている。グラウンドから徒歩2~3分のところにバッティング練習用のケージ、ブルペンが作られており、この間を行き来しながら練習を行っている。広いグラウンドを使ってバッティングを行うことはできないが、その分マシンは5台用意されており、また練習試合は常に相手グラウンドへ行くこととなるためバスも所有している。
 
現在部員数は2年生が25人、1年生が24人。まず全員でアップが行われたが、単なる準備運動ではなく、現在金澤監督が事務職員として勤務している桐蔭横浜大の野球部のトレーナーから教わりパフォーマンス向上に繋がるものを実践しているという。このアップに使うのは180㎝の長い棒。
この棒を使いながら体を動かすことで軸が安定する効果があるという。また、野球に重要な肩甲骨周りの動きをスムーズにする狙いもあるそうだ。



「トレーナーの方に実際に来ていただいて指導してもらいました。この棒を使いながら“ねる、締める、ひねる”という三つの動きを意識して体を動かすようにしています。自分の繋がりで高いレベルの野球を知っていらっしゃる方から教えていただけるのは本当にありがたいと思っています。まだ始めて間もないので上手くできる選手、できない選手いますが、できる選手の動きを見ながらやるように選手には言っています」
この日は体験入部の小学生も二人参加していたが、その選手の前には上手くできる選手がやるようになどの配慮が見られた。
 
 
アップの後は1年生と2年生で分かれての練習。1年生はまずバッティングに向かい、2年生はグラウンドに残って守備練習となった。ノックに入る前に行っていたのがボールを使った短い距離のペッパー(シャトルラン)。



まずはボールを1個持って行うもの、次にボールを持ち帰る時に足をクロスに踏み出すもの、最後にボールを2個持って行うものと3段階に分けて行っていた。1個だけ行うものはまずフットワーク、そしてクロス、2個と徐々に股関節を使う範囲を広げていく狙いがあるという。そのことをしっかり意識するように金澤監督からも指示が飛んでいた。更にただスタートするのではなく、監督が手を全部開いたら合図というもの。フェイントを入れながら合図を送ることで、しっかり見て判断してから動き出すという訓練も意識されていた。

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