ニュース 2019.05.31. 12:00

江戸崎ボーイズ|創設5年で全国ベスト4!チーム方針は「積極的休養」



しかし保護者の負担が少なく、練習時間が短いだけでもちろん結果がついてくるわけではない。その背景には様々な取り組みがある。ちなみに取材当日の午前中はヨガのインストラクターによるストレッチがまず行われていたが、月に一度のペースで実施しているものだという。また多くのプロ選手を輩出しているつくば秀英高校の元監督で、投手指導のスペシャリストである沢辺卓巳先生によるピッチャーのトレーニングも定期的に行っている。



そして渋谷監督が選手に対して重視していることが、『聴く能力』を身につけさせることだという。

「チームの大きな方針として向上心に溢れたグラウンドにするということを心がけています。技術に関しては今の時代ではネットやYouTubeを見ればいくらでも出てきますから、それを参考にするのは全く構いません。ただ、いくらそのようなものを与えられても、選手に向上心がなかったら上達しないと思います。そして向上心を持つために聴く力、聴く技術を養うことを重視しています。だから練習中にもこちらがどういう意図で、どんな指示を出したかということに対して選手ができていないと厳しく言うこともあります。
あと指導者は選手を評価する立場なので、評価者としてのプロにならないといけないと思ってやっています。平日の練習参加は自由ですが、監督の自分は必ず参加して練習を見るようにしています。常に選手の様子を見ているのでフォームややる気の変化にも気づきます。
技術についての情報はいくらでも手に入りますから、こちらも当然勉強しないといけません。自分の理想としているのは少し古いですけど“アパッチ野球軍”みたいな型にはめないチームです。そのためには色んな考え方を知っておく必要があります。そうやって指導者が柔軟性を持っていることが選手の技術向上に繋がると思います」(渋谷監督)

次回へ続きます。

(取材:西尾典文/写真:編集部)

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