練習の最後には黙想の時間をとり、全員で練習を振り返るようにもしているそうだ。このように選手の『聴く力』、『自分で考える力』を養うという方針はチームの藤田大輔オーナーの考え方から来ているところが大きいという。しかしオーナーはあくまでも大方針を伝えるだけで詳細な部分を決めるのは渋谷監督とコーチたちによってである。そして基本的に監督、コーチは選手の父兄ではなく専任であるというのも江戸崎ボーイズの特徴だ。
「会社のように、藤田オーナーが社長で自分が部長、コーチが課長というような感じでやらせてもらっていますが、オーナーからは本当に信頼して任せてもらっています。練習や試合の時もふらっと来て、いつの間にか帰っているという感じですね。現場のことで色々と言われることはありません。選手は努力を楽しむと言いましたが、自分たち監督、コーチはその立場の責任を楽しませてもらっています」(渋谷監督)
次回へ続きます。
(取材・西尾典文/写真:編集部)