ニュース 2019.06.10. 12:00

足が遅い原因を考える(2)|姿勢が悪い

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足が遅い原因としてはいくつか考えられますが、今の自分よりも「より速く」走るためには正しい姿勢で走ることが大切です。私たちはスマホをのぞき込んだり、背中を丸めて前屈みになっていることが多いため、どうしても頭が前に出て首の後ろに負担のかかるような姿勢をとることが多くなっています。こうした姿勢を改善することから始めてみましょう。

まずは壁ぎわに立ち、頭の後ろ、背中、かかとの3点が壁にしっかりとつくように立ってみましょう。この姿勢を維持するだけでも少しキツいなと感じる場合は普段の姿勢も崩れていることが考えられます。この姿勢を維持しながらゆっくりと歩行します。頭の位置を体のラインにあわせながら歩くようにし、この姿勢が維持できるようになったら少しずつ走り出すようにします。スピードを上げても姿勢が変わらないように意識しながら行いましょう。

壁ぎわではなくその場でも姿勢を改善できるエクササイズを紹介します。足は肩幅程度に開いた状態で立ち、肘を90度に曲げ、手の平を上にして前に出します。



この姿勢から背中の肩甲骨を内側にしめるようにして、腕を大きくゆっくりと左右に広げます。広げたところから元の状態に戻り、これを10回程度繰り返します。



最後は左右に広げたところで手の平を返し、そのまま自然に腕を体につけるようにして下ろします。すると頭の位置がちょうど背中のライン上に乗るようになり、壁ぎわに立ったときと同じような正しい姿勢に近づくことができます。手軽にできるエクササイズなので、ランニングをする前などにも姿勢を正してから、行うようにするとより速く走ることにつながります。

速く走りたいと思うあまり、体を「く」の字に曲げてしまうと、力のロスが生まれて速く走ることができません。前傾姿勢をとるようにするときも、焼き鳥の「串」のように頭から足まで一本の線になった状態を保ち、体の近くでしっかりと地面をとらえるように走るようにしてみましょう。(西村典子)

著者プロフィール


アスレティックトレーナー/西村典子(にしむらのりこ)
日本体育協会公認アスレティックトレーナー、NSCA-CSCS、 NSCA-CPT。東海大学スポーツ教育センター所属。高校、大学など学生スポーツを中心としたトレーナー活動を行う一方で、スポーツ傷害予防や応急処置、トレーニングやコンディショニングに関する教育啓蒙活動を行う。また一般を対象としたストレッチ講習会、トレーニング指導、小中学生を対象としたスポーツ教室でのウォームアップやクールダウンといったさまざまな年齢層への活動がある。一般雑誌、専門誌、ネットメディアなどでも取材・執筆活動中。大阪府富田林市出身。奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。
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