ニュース 2019.07.12. 17:00

甲子園出場監督に「中学時代にやっておくべきこと」を聞いてみた


■体作り=トレーニング、もしくは走り込みではない


中学生から、中学野球が終わればまず何をすればいいのかと尋ねられることがある。中学生の野球は、早ければ3年生の夏に終わるとすると高校入学までに半年以上時間がある。素振りをした方がいいのか、どれだけ走っておいたらいいのかなどと具体的に尋ねる子もいるが、自己流のまま素振りを続け、正しくないフォームを身につけて高校に入学しては何の意味もない。そのため市川監督は高校でちゃんと動けるための体作りを勧める。

「体作り=トレーニング、もしくは走り込みという考えの方もいますが、自分の言う体作りは体の柔軟性を高めることです。それと食べることも大事です。高校ではプロテインを練習後に飲みますが、中学生までは必要ないと思っています。家でのご飯をしっかり食べることの方がむしろ大事です。
プロテインを飲むと筋肉がつくのではと思われている人も多いかもしれませんが、トレーニングして失った栄養を補給するためにプロテインを摂るのであって、きちんとしたトレーニングもしていないのにプロテインを飲むと、ただ単にたんぱく質などの栄養を摂っているだけになってしまいます。
今は色んな情報がインターネット、動画などですぐに入ってきますし、色んなことをやってみたいと思うでしょうね。でも小中学生はまだ発達段階ですし、その時々の状況を見ながら何をすべきかを考えることが大切だと思いますね」。(取材・写真:沢井史)

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