野球人口の減少が叫ばれて久しい少年野球。しかし、横浜にある創設3年目の横浜金沢V・ルークスというチームは入部希望者が後を絶たないという。一体、他の少年野球チームと何が違うのか? グラウンドを訪ねてみた。
ルークスの発足は2017年3月。部員5人の船出だった。
当時周辺の野球チームでは子供たちにこんなことが起こっていた。
・肘の痛みを訴えても同日に2試合も投げさせられた → 右肘疲労骨折(その後、その子は野球を辞めた)
・足が速いからという理由でバントしかさせてもらえず、追い込まれるまでスイングを禁止された → ストレスからチック発症
・GW7試合、遠征に連れまわされたが試合でも練習でもずっとサポートのみ → 試合では応援していたが帰宅後には泣く毎日
・日常的な指導者からの罵声と人格否定発言
子供だけではなく、保護者にもこんなことが起こっていた。
・監督、コーチには両手を添えてお茶を出すなどのルールを上級生の親が下級生の親に押し付ける
・仕事の都合で合宿に参加できなかった親が仲間はずれにされる
・「うちの子のせいで負けてすみません」とLINEグループで謝罪合戦
・辛そうにしていたら子供に「お母さんが辛いならボク野球を辞めてもいいよ」と言われた
(横浜金沢V・ルークスホームページ「講演資料」より)
土日はまるまる練習や試合にあてがわれ家族で過ごす時間はなくなる。他の習い事に通う時間もなく、練習を休むことは「悪」とされる雰囲気。
子供をチームに預けるには親も子も相当な「覚悟」が求められた。
子供が野球をしたいだけなのに…
「このままでは子どもも親も耐えられない!」
そういった思いから立ち上げられたのが横浜金沢V・ルークスだ。
■問題だらけの少年野球「このままでは…」
ルークスの発足は2017年3月。部員5人の船出だった。
当時周辺の野球チームでは子供たちにこんなことが起こっていた。
・肘の痛みを訴えても同日に2試合も投げさせられた → 右肘疲労骨折(その後、その子は野球を辞めた)
・足が速いからという理由でバントしかさせてもらえず、追い込まれるまでスイングを禁止された → ストレスからチック発症
・GW7試合、遠征に連れまわされたが試合でも練習でもずっとサポートのみ → 試合では応援していたが帰宅後には泣く毎日
・日常的な指導者からの罵声と人格否定発言
子供だけではなく、保護者にもこんなことが起こっていた。
・監督、コーチには両手を添えてお茶を出すなどのルールを上級生の親が下級生の親に押し付ける
・仕事の都合で合宿に参加できなかった親が仲間はずれにされる
・「うちの子のせいで負けてすみません」とLINEグループで謝罪合戦
・辛そうにしていたら子供に「お母さんが辛いならボク野球を辞めてもいいよ」と言われた
(横浜金沢V・ルークスホームページ「講演資料」より)
土日はまるまる練習や試合にあてがわれ家族で過ごす時間はなくなる。他の習い事に通う時間もなく、練習を休むことは「悪」とされる雰囲気。
子供をチームに預けるには親も子も相当な「覚悟」が求められた。
子供が野球をしたいだけなのに…
「このままでは子どもも親も耐えられない!」
そういった思いから立ち上げられたのが横浜金沢V・ルークスだ。