少年硬式野球団体である一般社団法人日本ポニーベースボール協会(通称ポニーリーグ)は、2019年10月25日、記者会見を開き「SUPER PONY ACTION 2020」を制定すると発表した。
これは、日本の中学硬式野球団体で初めてとなる全年代での投球数制限と国際標準バット(通称:USAバット)並びに1球速報システムの導入など、大きな改革を伴う、包括的なアクションだ。
記者会見には、協会の広澤克己理事長、知名朝雄代表理事、慶友整形外科病院スポーツ医学センター長で自身もポニーリーグのチームを運営する古島弘三医師、那須勇元専務理事、事務総長が臨んだ。
ポニーリーグは、アメリカ生まれの少年硬式野球団体。
PONYとは、
・Protect(守る)
・Our(我々の)
・Nation’s(国の)
・Youth(青少年)
「我々の国家の宝である青少年の成長を守ろう」というポニー理念として世界中に普及している。日本の団体は1975年に発足した。
今回の「SUPER PONY ACTION 2020」は、4つの改革案から成っている。
「球数制限」というマイナス思考ではなく、積極的に投手の障害予防を図りつつ、多くの選手の中から投手としての才能を見出す取り組みを「PONY SUPER PITCH」としてポジティブに取り組んでいく。とし、
・中学1年生 1試合の投球数 60球 変化球は禁止。
・中学2年生 1試合の投球数 75球。
・中学3年生 1試合の投球数 85球。
・同日の連投及び投手と捕手の掛け持ちは禁止。
・1日50球以上投球を行った場合、投手休養日1日を設定。
・3連投は禁止する。
・同一試合の再登板を1回だけ認める。
などのルールを設定している。
また1週間での球数を、
・中学1年生 180球 変化球は禁止
・中学2年生 210球
・中学3年生 240球
とし、この中にはブルペンでの80%以上の強度での練習投球も含むとした。
来年度は1年生の大会に限定して、USAバットの使用を義務付けた。
USAバットはいわゆるBBCOR仕様のバットで、反発係数が低く、スイートスポットで撃たないといい当たりが飛ばないバット。アメリカのアマチュア野球では標準的に使用されている。
2年生以降は、来年の状況を勘案して導入を検討する。
怒声、罵声などをともなう指導や応援については、審判、球場責任者に発行権を付与。人が深いと感じる罵声や言動が見られた場合は、イエローカードを発行するもの。
現時点ではペナルティを伴うものではなく、指導者や父母の意識改革を喚起するものだとしている。
また、喫煙場所を確立し、喫煙場所を守らない関係者に対しては、役員、球場責任者の裁量で注意喚起、および大会本部への報告をするとしている。
喫煙者は、選手の視界に入らず、喫煙者以外が受動喫煙しない喫煙場所に限定して喫煙が認められる。
これは、日本の中学硬式野球団体で初めてとなる全年代での投球数制限と国際標準バット(通称:USAバット)並びに1球速報システムの導入など、大きな改革を伴う、包括的なアクションだ。
記者会見には、協会の広澤克己理事長、知名朝雄代表理事、慶友整形外科病院スポーツ医学センター長で自身もポニーリーグのチームを運営する古島弘三医師、那須勇元専務理事、事務総長が臨んだ。
ポニーリーグは、アメリカ生まれの少年硬式野球団体。
PONYとは、
・Protect(守る)
・Our(我々の)
・Nation’s(国の)
・Youth(青少年)
「我々の国家の宝である青少年の成長を守ろう」というポニー理念として世界中に普及している。日本の団体は1975年に発足した。
今回の「SUPER PONY ACTION 2020」は、4つの改革案から成っている。
■中学生全学年への投球数制限
「球数制限」というマイナス思考ではなく、積極的に投手の障害予防を図りつつ、多くの選手の中から投手としての才能を見出す取り組みを「PONY SUPER PITCH」としてポジティブに取り組んでいく。とし、
・中学1年生 1試合の投球数 60球 変化球は禁止。
・中学2年生 1試合の投球数 75球。
・中学3年生 1試合の投球数 85球。
・同日の連投及び投手と捕手の掛け持ちは禁止。
・1日50球以上投球を行った場合、投手休養日1日を設定。
・3連投は禁止する。
・同一試合の再登板を1回だけ認める。
などのルールを設定している。
また1週間での球数を、
・中学1年生 180球 変化球は禁止
・中学2年生 210球
・中学3年生 240球
とし、この中にはブルペンでの80%以上の強度での練習投球も含むとした。
■国際標準バット(USAバット)の導入について
来年度は1年生の大会に限定して、USAバットの使用を義務付けた。
USAバットはいわゆるBBCOR仕様のバットで、反発係数が低く、スイートスポットで撃たないといい当たりが飛ばないバット。アメリカのアマチュア野球では標準的に使用されている。
2年生以降は、来年の状況を勘案して導入を検討する。
■試合中の言動マナーに関するイエローカードの導入について
怒声、罵声などをともなう指導や応援については、審判、球場責任者に発行権を付与。人が深いと感じる罵声や言動が見られた場合は、イエローカードを発行するもの。
現時点ではペナルティを伴うものではなく、指導者や父母の意識改革を喚起するものだとしている。
また、喫煙場所を確立し、喫煙場所を守らない関係者に対しては、役員、球場責任者の裁量で注意喚起、および大会本部への報告をするとしている。
喫煙者は、選手の視界に入らず、喫煙者以外が受動喫煙しない喫煙場所に限定して喫煙が認められる。