ニュース 2019.10.25. 19:11

ポニーリーグが野球少年の成長を見守る「SUPER PONY ACTION 2020」を制定





■EASY SCOREによる一球速報の導入


スマホの操作で1球ごとの試合経過を記録できるアプリを導入。球数の管理ができるほか、従来父母などが担当していたスコアラーの仕事を軽減。さらに、試合観戦ができなくても、試合経過がオンタイムで分かることから、父兄・関係者がより関心をもってポニーリーガーを見ることができるようになる。
これにともない協会本部、各連盟組織内に公式記録部を新設し、公平かつ正確なデータ入力と保管の責任部署として機能させる。

古島弘三医師は、「試合などでの怪我は防ぐことができないが、投球過多などによる障害は防ぐことができる。これまでの少年野球では、多くの有望な野球少年が投げすぎで前途を絶たれてきた。これを防ぐ意味でも今回の投球数制限の設定は重要だ」と語った。

広澤克己理事長は、
「私たちの時代は野球とは『根性』でやるものだった。苦しい練習を我慢して続けることで、選手は成長した。しかし今は『根性は夢中には勝てない』と言われる時代だ。ポニーリーグは、子供たちが『夢中』になれる野球を目指す」と語った。

今回の「SUPER PONY ACTION 2020」は、まだ始まりの段階であり、今後もどんどん改革が進められていく。
他の少年硬式野球や高校野球などへの影響も含め、今後の動きが注目される。(取材・写真:広尾晃)

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