ニュース 2019.11.12. 12:19

【京都国際】日本ハムドラフト3位、上野響平に聞いた「僕の少年野球時代」


■小学生時代、もっとご飯食べて体を大きくしておけば......


高校野球の世界に身を置くと、甲子園はとても身近で大きな目標になった。昨秋はセンバツを目指して近畿大会に出場したが、初戦で明石商に逆転負け。今夏の京都大会でも決勝で立命館宇治にサヨナラ負けを喫し、甲子園出場は幻となった。だが、夢だったプロ野球への道を目指し、引退後も練習に励んだ。子どもの頃からずっと胸に抱いてきた目標を、なぜ曲げずに持ち続けることができたのか。
「やっぱりずっと野球を好きでいられたからだと思います。好きだから、練習していく中で上積みも出てきます。小学校の時は練習がない日は家の近くにある高架下で壁当てをしてよく遊んでいました。それから中学生、高校生になると具体的な目標ができて、そこに向けて努力しないといけないですけれど、努力してきた分うまくなったと思います。ただ......小学校の時は嫌でももっとご飯食べて体を大きくしたかったなとは思いますね。バッティングにしても、もっと考えて練習しておけば、今とはまた違っていたかもしれません」。

これからは野球が“職業”になる。仕事としてプレーする以上は、新たな責任も生まれてくる。「今度は自分たちが野球の楽しさを(次世代に)伝えられるようにしたいですね」。一流のプレーヤーを目指すと同時に、自分が幼い頃にボールに触れた楽しさを1人でも多くの子供たちに味わってもらえるよう、夢を与えられたら—。上野のもうひとつの願いでもある。(文・写真:沢井史)

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