中森の成長を支えているのは飽くなき探求心だ。「今でもそうですが、小学校の頃はすごい選手がいれば、よくその選手のフォームなどをテレビで見て真似をしていました。誰を真似したかは…たくさんいますが、以前だとダルビッシュ有投手(シカゴカブス)や岸孝之投手、則本昴大投手(共に東北楽天)とか、挙げるとキリがないです(笑)」。
頭の中に憧れのスターの投げる姿を浮かべながら、身振り手振りを真似し、自分のモノにしようと必死に練習したという。それが日々の勉学に対する熱心さにもにじみ出ている。学校の成績は常にトップクラスで、何かを追求する気持ちを常に持ち続け次へ立ち向かってきた。とにかくまずは何でも試みることが大事だと強いチャレンジ精神を胸に走り続けてきた右腕は、来年いよいよ高校野球ラストイヤーを迎える。(取材・写真:沢井史)