ニュース 2019.12.17. 17:00

【仙台育英】笹倉世凪と伊藤樹、甲子園を沸かせた1年生コンビの小・中学生時代

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今年の夏、3年連続甲子園出場を果たし、秋の東北大会優勝、神宮大会出場を果たした仙台育英。1年夏から甲子園デビューを飾った笹倉世凪(せな)投手、伊藤樹(たつき)投手(ともに秀光中出身)は、どんな少年時代を過ごしたのでしょうか? 笹倉投手は規則正しい寮生活を送ってきたことも、今の野球につながっているようです。




高校球児なら誰もが憧れる「高1甲子園デビュー」。その夢を見事に果たし、次の甲子園出場に向けてさらなる努力を続けている選手がいます。仙台育英の笹倉世凪投手、伊藤樹投手です。笹倉投手は岩手県一関市出身の左投手で、夏の甲子園では背番号11。初戦・飯山戦での先発を含む4試合(6回2/3)に登板しました。伊藤投手は秋田県美郷町出身の右投手で、背番号18。準々決勝・星稜戦の先発含む2試合(3回1/3)に登板。投手4本柱の一角を担い、ベスト8入りに貢献しました。

二人が野球を始めたのは小2から。ともにお兄さんの影響で野球チームに入ったことがきっかけだったそうです。

笹倉「3人兄弟の末っ子で、小2のとき兄の影響で花泉スポーツ少年団で野球を始めました。利き手は最初から左で、母が右に直そうとしたけど左のほうがボールを投げたり字を書くのがスムーズだったのでそのままにしたそうです。野球を始めたころはボールを捕るのが難しくてうまくできなくて。野球が楽しいと思ったのは3、4年生になって試合に出るようになってからでした」

伊藤「僕も小2から仙南東スポ―ツ少年団で野球を始めました。父と兄が野球をやっていて、父は少年野球チームの監督でした。チームに入団する前から兄とキャッチボールをやっていたので、投げる・捕ることは慣れていたんですけど、打撃はバットにボールが全然当たらなかったです」。
高1夏で、笹倉投手が176cm、76kg。伊藤投手が175cm、72kg。

小6のときに楽天イーグルスジュニアに選ばれ、二人はチームメイトとなります。宮崎で行われた「NPB12球団ジュニアトーナメント2015」ではバッテリー(投手・笹倉、捕手・伊藤)を組み、全国のレベルを肌で感じたと言います。小学生で東北の野球少年の憧れだった、イーグルスのユニホームを着た二人。子どものころはどんな子どもだったのでしょうか。当時の体格は? 得意だったスポーツや、習い事をしていたかどうかなどを聞いてみました。

笹倉「野球始めてからは何も習い事していなかったです。月曜日以外、毎日野球の練習があって、土日が練習試合。学校が終わるとすぐに練習が始まって、18時半までやっていました。
体格は痩せ型でした。小5~6年で一気に伸びたんです。よく寝て、よく食べる子どもだったと思います。母が忙しいときに、兄が冷蔵庫にあるものでおかずを作ってくれてご飯をとにかくよく食べていましたね。よく寝て、ご飯をよく食べていた。そんな子どもだったと思います」

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