ニュース 2020.01.16. 11:58

野球少年にオススメ!お風呂でできる簡単トレーニングとコンディショニング

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入浴はゆっくり体を休める時間ですが、それと同時に体のケアにも使えるコンディショニングタイムでもあります。湯船につかり、お湯によって体を温めるようにすると、中までじっくりと温まって血流が良くなります。最近では炭酸入りの入浴剤などもあり、より血行促進効果が期待できるものもありますので、こうしたものを利用するのも一つの方法です。入浴中に手軽に取り組むことのできるエクササイズやストレッチをご紹介します。




■足指のグーパー運動


陸上でも効果のある足指のグーパー運動ですが、湯船につかっていると浮力が働くため、より手軽に取り組むことができます。指を一本一本独立させることがむずかしいときは、手指などで多少サポートしながら動かすようにすると良いでしょう。最初は指先や足の甲部分の筋肉などに力が入りにくかったり、異様に緊張してしまったりすることもありますが、慣れてくると動きがスムーズになり、地面をしっかりととらえられるようになります。

■手首と指のストレッチをする


湯船につかっている時間を利用して、手首や指を一本ずつ動かしながらストレッチをしてみましょう。指は関節を1つずつ丁寧におさえながら行うようにすると、指の動きが良くなります。特に投手であれば変化球を投げる際に、指先にボールがかかりやすくなるので日頃の習慣としてぜひ実践してみましょう。もちろん陸上で行うこともできますが、試合直前に行うと指先の感覚が変化して普段とは違ったピッチングになってしまう可能性があります。日頃からストレッチを継続しておき、ピッチングで変化球の「かかり」を事前に確認しておきましょう。

■正座で足首を柔らかくする


足首が硬い…という選手もいると思いますが、こういった選手には湯船で正座をすることを勧めています。陸上に比べると浮力がかかるため、全体重を足首にかけることなく行うことができ、脛の前側にある筋肉が伸ばされるので足関節周辺部のストレッチ効果が見込めます。これを毎日お風呂に入っているときに続けていくと次第に足首の硬さ改善にもつながります。

【ポイント】
足首や足指の動きが良くなると衝撃を和らげ、より良いパフォーマンスが期待できる


著者プロフィール


アスレティックトレーナー/西村典子(にしむらのりこ)
日本体育協会公認アスレティックトレーナー、NSCA-CSCS、 NSCA-CPT。東海大学スポーツ教育センター所属。高校、大学など学生スポーツを中心としたトレーナー活動を行う一方で、スポーツ傷害予防や応急処置、トレーニングやコンディショニングに関する教育啓蒙活動を行う。また一般を対象としたストレッチ講習会、トレーニング指導、小中学生を対象としたスポーツ教室でのウォームアップやクールダウンといったさまざまな年齢層への活動がある。一般雑誌、専門誌、ネットメディアなどでも取材・執筆活動中。大阪府富田林市出身。奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。
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