ニュース 2020.03.24. 15:35

『野球と暴力――殴らないで強豪校になるために』発売

無断転載禁止

「暴力はいけない」という当たり前から一歩先へ!


野球は日本一メジャーなスポーツでありながら、その閉鎖的な体質からなかなか抜け出せない。たびたび報じられる不祥事、先輩—後輩間のいじめ、監督による暴言や暴力、「伝統」という名の理不尽な規則の数々……。

「暴力指導はもう古い」と誰もがわかっていながら、なぜ根絶することができないのか。

元プロ野球選手、出場停止から復活した強豪校の監督、弱小から強くなったチームの指導者 ・ 選手。取材を通じて見えてきた、野球界の問題点と「暴力なし」で強くなる道。

 

〈取材対象者より〉


暴力的なことでしか厳しさを出せないとしたら、その人は指導者とは言えないんじゃないでしょうか。
——渡辺俊介(元・千葉ロッテマリーンズ)

大多数は天才じゃないから、その子の才能を見極めながら、あきらめさせてやることが必要だと思っています。
——田中聡(元・日本ハムファイターズ)

高校野球の監督は“総務部総務課総務担当”になるしかない。カリスマになんかなる必要がない。
——佐々木順一朗(元・仙台育英、現・学法石川監督)

東大と公立高校が強くなることが、日本の野球界を変えるきっかけになると思っています。
——喜入友浩(東大野球部OB、現・TBSアナウンサー)

四六判/並製/ 216 ページ/定価 (本体 1,500 円+税)

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