成長期の選手たちは大人とは違って体が発達段階であり、骨の成長に合わせて身長が伸びたり、筋肉が伸ばされて関節付近などに痛みを感じやすくなったりする傾向が見られます。また授業中、長時間座っている間に座る姿勢が崩れてしまったり、スマホなどの利用によって頭が前方に移動し、首や肩に負担がかかったり、猫背になってしまったりと姿勢の崩れも非常に気になるところです。
姿勢が崩れて猫背傾向が見られるようになると、野球のパフォーマンスにも影響を及ぼし、スムーズな回旋動作ができなくなったり、肩がうまく上がらず、肩や肘などを痛めることにもつながります。こうした野球のケガを防ぐためにも、自宅にあるタオルを使って手軽にできるストレッチを行ってみましょう。用意するものは肩幅よりも少し広めに持つことができる長さのタオル一本です。
手のひらを下、タオルを「肩幅+こぶし2つ分」の幅で持ち、タオルを一直線に持って引っ張りながら行います。
(1)グッドモーニング
腰椎部分にタオルをあてて、そこを支点としながら体を前方に曲げる
(2)スクワット
腰椎部分にタオルをあて、股関節と膝関節をしっかり曲げるようにしてしゃがむ
(3)フロントスクワット
前方にタオルを持ってスクワットを行う
(4)オーバーヘッドスクワット
タオルを持った手を頭上に上げた状態でスクワットを行う
(5)バックスクワット
オーバーヘッドスクワットの状態から背面にタオルを移動させた状態でスクワットを行う
これら5種目を各10回ずつ、合計50回行うようにします。長い棒があればそちらを代用しても構いません。自然と胸を張る姿勢をとるので背中が丸まらなくなり、続けていくと姿勢の改善につながります。自宅でのセルフコンディショニングとして、ぜひ続けて行ってみましょう。
ポイント!
(1)〜(5)までを順に各10回行おう
アスレティックトレーナー/西村典子(にしむらのりこ)
日本体育協会公認アスレティックトレーナー、NSCA-CSCS、 NSCA-CPT。東海大学スポーツ教育センター所属。高校、大学など学生スポーツを中心としたトレーナー活動を行う一方で、スポーツ傷害予防や応急処置、トレーニングやコンディショニングに関する教育啓蒙活動を行う。また一般を対象としたストレッチ講習会、トレーニング指導、小中学生を対象としたスポーツ教室でのウォームアップやクールダウンといったさまざまな年齢層への活動がある。一般雑誌、専門誌、ネットメディアなどでも取材・執筆活動中。
大阪府富田林市出身。奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。
姿勢が崩れて猫背傾向が見られるようになると、野球のパフォーマンスにも影響を及ぼし、スムーズな回旋動作ができなくなったり、肩がうまく上がらず、肩や肘などを痛めることにもつながります。こうした野球のケガを防ぐためにも、自宅にあるタオルを使って手軽にできるストレッチを行ってみましょう。用意するものは肩幅よりも少し広めに持つことができる長さのタオル一本です。
《基本動作》
手のひらを下、タオルを「肩幅+こぶし2つ分」の幅で持ち、タオルを一直線に持って引っ張りながら行います。
(1)グッドモーニング
腰椎部分にタオルをあてて、そこを支点としながら体を前方に曲げる
(2)スクワット
腰椎部分にタオルをあて、股関節と膝関節をしっかり曲げるようにしてしゃがむ
(3)フロントスクワット
前方にタオルを持ってスクワットを行う
(4)オーバーヘッドスクワット
タオルを持った手を頭上に上げた状態でスクワットを行う
(5)バックスクワット
オーバーヘッドスクワットの状態から背面にタオルを移動させた状態でスクワットを行う
これら5種目を各10回ずつ、合計50回行うようにします。長い棒があればそちらを代用しても構いません。自然と胸を張る姿勢をとるので背中が丸まらなくなり、続けていくと姿勢の改善につながります。自宅でのセルフコンディショニングとして、ぜひ続けて行ってみましょう。
ポイント!
(1)〜(5)までを順に各10回行おう
著者プロフィール
アスレティックトレーナー/西村典子(にしむらのりこ)
日本体育協会公認アスレティックトレーナー、NSCA-CSCS、 NSCA-CPT。東海大学スポーツ教育センター所属。高校、大学など学生スポーツを中心としたトレーナー活動を行う一方で、スポーツ傷害予防や応急処置、トレーニングやコンディショニングに関する教育啓蒙活動を行う。また一般を対象としたストレッチ講習会、トレーニング指導、小中学生を対象としたスポーツ教室でのウォームアップやクールダウンといったさまざまな年齢層への活動がある。一般雑誌、専門誌、ネットメディアなどでも取材・執筆活動中。
大阪府富田林市出身。奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。