静岡の港町、清水。
高校サッカーで全国制覇経験のある清水商業(現清水桜ヶ丘)、清水東などがあり、サッカー王国として有名な街ですね。
ですが、実は野球処でもあるのです!
上に挙げた2つのサッカー強豪校も、実は甲子園出場経験がある学校だったりするんです。
そのリトモンで指揮を執るのは俺と同い年の杉山監督。
杉山監督は名門静岡高校でキャプテン、中央大学では副キャプテン、卒業後は軟式の静岡ガスで活躍した硬・軟共にスペシャリストな監督さんです。
大学の同期は東東京の雄、関東一高で指揮を執る米沢監督、4年の時の1年は読売ジャイアンツの阿部慎之助二軍監督です。
そんな杉山監督率いるリトモンですから、さぞや凄い選手がゴロゴロいると思いきや.....
人数もそこまで多くなく、女の子もいるし、動きの拙い下級生もたくさんいました。
6年生はさすがにキビキビとしていてソツの無い動きをしていましたが、下級生の頃はキャッチボールもまともに出来ない子が何人もいたそうです。
リトモンは、楽しさをメインにしてはいますが、楽しさだけを求めるアットホームなチームではなく厳しさも伝えています。
プレーに対して怒る事はしませんが、人としての基本的な事ができないと注意が飛びます。
【野球をやる目的:リトモン五原則】
1.大きな声で挨拶や返事をする。
2.仲間を大切にする。
3.道具を大切にする。
4.時間を守る。
5.約束を守る。
この五原則を練習最後の挨拶の時に唱和します。
「野球が上手くなりたいなら人間を磨きなさい」という杉山監督の方針です。