確かにそうなんです。
時代って素晴らしい反面、乗り遅れたトップランナーが地獄みたいな事になるんです。
皆さんの中にはそれは勉強不足だからとおっしゃる人が何人もいると思います。
そんなんです。勉強不足なんです。
ですが、勉強してるんです。
が!
出ちゃうんです。根付いてるんです!
このメカニズムが分かった時に思ったのは、結局、罵声や怒鳴る人間はビビりなんです。理路整然と腹を括って構えれないからカマしや言動で圧力をかけているんです。
では、どうしたら変われるか?
全てを飲み込むしかないのです。
これは僕が仲良くさせていただいてる指導者の方々が常々言ってる理論で、どこかで自分は間違ってると思う自己監査を常にやっていかないと時代に取り残されると。中には当時はゴッリゴリの暴力装置and罵声拡声器の方もいますよぉ〜。
ですが、自分の想いよりも子ども達の気質を重んじて変わりました。
その方よりも日本代表ぐらい厳しいゴリゴリのお爺さんも変わりました。
それぐらい野球って魔力があるんです!
さらに言えば、そこに加えて指導理論も常にアップデートしていかないといけないとおっしゃってました。
人間は失敗を繰り返して良い人間になります。完璧な人間などいません。例えば8割くらいの国民から「素晴らしい」と言われる人はいますよね? でも2割はアンチがいます。
それが文化だとも思います。
日本のアマチュア野球は日本の文化だと僕は思ってます。
どうかこれからの底辺を支える指導者の方々、自分に疑問を持ち、かつ技術的な指導理論は正しいのか? の疑問を持ちながら学習と反芻を繰り返していっていただければ少年野球の分母は増えると思います。
P.Sちなみに、僕は息子がダレた態度をした時に罵声を浴びせたことを今、猛省しております。
▼プロフィール
藤田憲右(ふじた けんすけ)
吉本興業所属のお笑いコンビ「トータルテンボス」のツッコミ担当。静岡県御殿場市出身。高校時代は野球部のエースとして3年夏の静岡県大会で2試合連続1安打完封勝利も記録。人気バラエティ番組「アメトーーク」(テレビ朝日)の人気企画「高校野球大大大好き芸人」で披露した高校野球への愛情、造詣の深さは全国の野球ファンの間でも有名。2016年には「ハンパねぇ!高校野球」(小学館よしもと新書)も執筆しており、全国の野球指導者、選手との交友関係も広い。現在は息子の学童野球を応援する傍ら、色々な学童野球の現場を見て周り様々な情報発信や問題提議なども行っている。8月21日からamazonで配信されている「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」シーズン8にも出演中。