先日、息子の試合でした。
試合前に監督さんと話をしたのですが、小学生時代はとにかく楽しく、そして考えて野球をやってほしいと。その上で多少勝ちにこだわると。
ソコのバランスが大事だなぁとつくづく思いました。
「良いチーム」これは各家庭(選手と保護者)で尺度が違うと思います。
超スパルタで暴言&暴力を駆使してまで勝ちにこだわりそれを子供に強要する。
僕の目線からは明らかに「ダメなチーム」だと思いますが、それを「良いチーム」とする家庭も一定数います。
逆にレクリエーション重視、とにかくのびのびと楽しく、下手くそでも良い、連戦連敗でもみんな野球が大好き。
これはどうでしょうか?先ほど挙げた「ダメなチーム」よりはよっぽど良いと思いますが、満足しない家庭も多いのではないでしょうか? 悪い言い方をすると「なあなあなチーム」として捉えられてしまいます。
これを食事に例えるなら「ダメなチーム」は脂ものばっかりの高カロリー料理、「なあなあなチーム」はビーガン及びベジタリアン。健康にはビーガン・ベジタリアンの方が良いですが、肉体の成長にはあまり役立ちません。
ではどんな料理(チーム)が良いのか? やはりバランスの取れた主食・主菜・副菜・汁物が1番だと思います。
本来ならばこのバランス食が1番多くて、高カロリーやビーガンが少ないのが理想的なのですが今の少年野球はそこそこ強いチームがほとんどいなく、強いチームが数チーム、弱いチームが多数の二極化になってしまっているのかなぁと思います。
これは以前、ある高校野球監督がおっしゃっていた「野球のマイナースポーツ化」へのかなり顕著な流れだと思います。
では、「バランスチーム」を増やすにはどうするべきなのか?
ここが一番の課題ですが、我がチームだけ良ければ良いという考えが野球界は多すぎます。いわゆる縦の繋がりです。これで発展はしていきましたが、もうそんな事を言ってられない状況です。競技人口が増える=レベルが上がる、これは誰が見ても不変な事です。ですが、出し抜く事や情報を与えない事により弱者は弱者のまま、強者はさらに勝ちやすく。これでは発展は望めないですよね。
ですので、今までの縦ではなく横の繋がりをもっと持って情報共有をして共存共栄を図っていかねば、野球は本当にマイナースポーツになりかねません。その為には学童の指導者の方に指導方法伝授を呼びかけ、熱意をもって子供の育成にあたってもらわねばいけないと思います。
BFJのライセンス制度は凄く良い事だと思いますが、もっともっとしっかり厳しく訴えかけるべきだと思います。
全国にある11000チームの指導者11000人がしっかりと共有して答えられるスポーツマンシップ及びルールの尊重、指導方法、怪我の防止を全員が持たねばならない時期にきていると思います。
「バランスチーム」をもっと増やそう。
藤田憲右(ふじた けんすけ)
吉本興業所属のお笑いコンビ「トータルテンボス」のツッコミ担当。静岡県御殿場市出身。高校時代は野球部のエースとして3年夏の静岡県大会で2試合連続1安打完封勝利も記録。人気バラエティ番組「アメトーーク」(テレビ朝日)の人気企画「高校野球大大大好き芸人」で披露した高校野球への愛情、造詣の深さは全国の野球ファンの間でも有名。2016年には「ハンパねぇ!高校野球」(小学館よしもと新書)も執筆しており、全国の野球指導者、選手との交友関係も広い。現在は息子の学童野球を応援する傍ら、色々な学童野球の現場を見て周り様々な情報発信や問題提議なども行っているほか、オンラインサロン「トータル藤田の野球教」も運営している。
試合前に監督さんと話をしたのですが、小学生時代はとにかく楽しく、そして考えて野球をやってほしいと。その上で多少勝ちにこだわると。
ソコのバランスが大事だなぁとつくづく思いました。
「良いチーム」これは各家庭(選手と保護者)で尺度が違うと思います。
超スパルタで暴言&暴力を駆使してまで勝ちにこだわりそれを子供に強要する。
僕の目線からは明らかに「ダメなチーム」だと思いますが、それを「良いチーム」とする家庭も一定数います。
逆にレクリエーション重視、とにかくのびのびと楽しく、下手くそでも良い、連戦連敗でもみんな野球が大好き。
これはどうでしょうか?先ほど挙げた「ダメなチーム」よりはよっぽど良いと思いますが、満足しない家庭も多いのではないでしょうか? 悪い言い方をすると「なあなあなチーム」として捉えられてしまいます。
これを食事に例えるなら「ダメなチーム」は脂ものばっかりの高カロリー料理、「なあなあなチーム」はビーガン及びベジタリアン。健康にはビーガン・ベジタリアンの方が良いですが、肉体の成長にはあまり役立ちません。
ではどんな料理(チーム)が良いのか? やはりバランスの取れた主食・主菜・副菜・汁物が1番だと思います。
本来ならばこのバランス食が1番多くて、高カロリーやビーガンが少ないのが理想的なのですが今の少年野球はそこそこ強いチームがほとんどいなく、強いチームが数チーム、弱いチームが多数の二極化になってしまっているのかなぁと思います。
これは以前、ある高校野球監督がおっしゃっていた「野球のマイナースポーツ化」へのかなり顕著な流れだと思います。
では、「バランスチーム」を増やすにはどうするべきなのか?
ここが一番の課題ですが、我がチームだけ良ければ良いという考えが野球界は多すぎます。いわゆる縦の繋がりです。これで発展はしていきましたが、もうそんな事を言ってられない状況です。競技人口が増える=レベルが上がる、これは誰が見ても不変な事です。ですが、出し抜く事や情報を与えない事により弱者は弱者のまま、強者はさらに勝ちやすく。これでは発展は望めないですよね。
ですので、今までの縦ではなく横の繋がりをもっと持って情報共有をして共存共栄を図っていかねば、野球は本当にマイナースポーツになりかねません。その為には学童の指導者の方に指導方法伝授を呼びかけ、熱意をもって子供の育成にあたってもらわねばいけないと思います。
BFJのライセンス制度は凄く良い事だと思いますが、もっともっとしっかり厳しく訴えかけるべきだと思います。
全国にある11000チームの指導者11000人がしっかりと共有して答えられるスポーツマンシップ及びルールの尊重、指導方法、怪我の防止を全員が持たねばならない時期にきていると思います。
「バランスチーム」をもっと増やそう。
藤田憲右(ふじた けんすけ)
吉本興業所属のお笑いコンビ「トータルテンボス」のツッコミ担当。静岡県御殿場市出身。高校時代は野球部のエースとして3年夏の静岡県大会で2試合連続1安打完封勝利も記録。人気バラエティ番組「アメトーーク」(テレビ朝日)の人気企画「高校野球大大大好き芸人」で披露した高校野球への愛情、造詣の深さは全国の野球ファンの間でも有名。2016年には「ハンパねぇ!高校野球」(小学館よしもと新書)も執筆しており、全国の野球指導者、選手との交友関係も広い。現在は息子の学童野球を応援する傍ら、色々な学童野球の現場を見て周り様々な情報発信や問題提議なども行っているほか、オンラインサロン「トータル藤田の野球教」も運営している。