ニュース 2021.08.09. 17:12

野球の底辺拡大、競技者増を目指す「都筑インディペンデントリーグ」

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7月29日に横浜市都筑区のグラウンドで、同区の小学生学童チーム、中学野球部、高校野球部の連携事業である「都筑インディペンデントリーグ」の合同練習交流会が行われました。これは同区内の小中高の選手、指導者の垣根をとりはらい、野球の底辺拡大、競技者増を目指すために行われたもので今回が初めての開催。主催したのは長年同区で学童野球の監督を務めている笹木郁男さん(横浜球友会代表)と同区にある川和高校OBの加藤幹典さん(元ヤクルトスワローズ)。この全国的にも珍しい取組みの様子を紹介します。




身振り手振りで小中学生に教える高校生


都筑区内の学童野球チームに所属している5・6年生たちと、同区の学童野球出身で現在も中学、高校で野球を続けている選手達60人以上が集まって行われたこの日の交流会。まずは主催者の笹木、加藤の両氏から交流会の趣旨や練習のテーマなどが子ども達に伝えられると、早速交流をはかるべく、小中高のカテゴリーをシャッフルした9つのグループ分けが行われました。この日行われた練習はバッティング練習と守備練習ですが、練習は全てこのグループ単位で行われました。



バッティング練習では、バットをゴルフスイングのように振ってグラウンドに置かれたボールを打つという、少年野球ではあまり見られない練習が行われました。初めて挑戦する小中学生も多く、はじめは空振りをしたり、上手くボールを飛ばせず悪戦苦闘する姿も多く見られました。



「これはトップからインパクトに移る際に体を開かず、スムーズにバットを出してヘッドを走らせる感覚を養うための練習です」。

そう教えてくれたのは普段からこの練習をやり慣れている高校生。彼等が身振り手振りで教えると、徐々にボールを上手く飛ばせる選手も出てきました。



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